【キウイ】少し硬いほうがよい?追熟するのがよい?「食べ頃の見極め方」を管理栄養士が解説

【キウイ】少し硬いほうがよい?追熟するのがよい?「食べ頃の見極め方」を管理栄養士が解説
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果物のなかでも栄養素がトップクラスのキウイですが、食べてみたらまだ硬くて酸っぱかったという経験はありませんか。実は、硬くて若いキウイは栄養価も低い可能性が高いのです。この記事では、キウイは追熟させてから食べた方が良い理由と、その効果について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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キウイフルーツに含まれる栄養素

キウイを2個食べれば、1日に必要な量が十分摂取できるほどビタミンCが豊富です。また、日本人に不足しがちな鉄分や葉酸も多く含まれています。ビタミンEや食物繊維、カリウムも豊富。また、キウイに含まれるトリプトファンには、睡眠の質を向上させる機能があります。ストレス解消、疲労回復だけでなく、整腸作用による便秘改善や美肌づくりなど美容にも役に立つ成分がギッシリ詰まったフルーツです。また、キウイフルーツ特有の成分アクチニジンには、糖分や脂肪を分解してエネルギーを作り出し、内臓脂肪の蓄積を抑える働きがあります。肉や魚と一緒に摂取することで、アクチニジンのたんぱく質分解酵素が作用し、消化が促進されて胃もたれを防いでくれる効果も期待できます。

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追熟してから食べた方が良い理由とは?

キウイフルーツは、栽培時にはまだ追熟していない硬い状態です。お店に並ぶタイミングで追熟されるように計算されていることが多いのですが、購入時にはまだ硬いこともありますよね。ではなぜ追熟させてから食べた方が良いのでしょうか。

甘み・風味が増して美味しくなる

キウイフルーツに含まれているデンプンが糖分に変わることで甘みが増し、追熟することで酸味が和らぎ、食べやすくなります。また、追熟前は青臭い香りがしますが、追熟することで甘い香りに変化して風味が増します。

ビタミンC・アクチニジンが増加する

ビタミンCは追熟することで増加します。アクチニジンは約1.5~2倍に増えるので、消化促進作用が強化され、腸内環境を整える効果がアップします。美肌作りにもつながる嬉しい効能です。では、お店で硬いものしかなかった場合や、まとめ買いをして早く追熟させたい時はどうすれば良いのでしょうか?

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キウイフルーツを早く追熟させる方法

常温で保存する
 室温で2~3日置くと、自然と熟していきます。部屋の温度が高い夏場は、かえって腐らせてしまわないように注意しましょう。

リンゴやバナナと袋に入れておく
 リンゴやバナナから出るエチレンガスの影響で、追熟が促進されるので、そのまま保存するよりも早く柔らかくなります。1~2日経ったら状態を確認するようにしましょう。

食べ頃を見極める時は、軽く指で押してみてください。少し果肉が柔らかく感じたら食べ頃ですよ。

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<参考文献>
キウイフルーツ|とれたて大百科/JAグループ
完全版その調理、9割の栄養捨ててます!/世界文化社

<ライター>やなぎかおり
特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。

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