ヨーグルトでお腹を壊してしまう人必見!ヨーグルトを食べない方がいい人の特徴とは?管理栄養士が解説


健康やダイエットのために、ヨーグルトを食べている方は多いのではないでしょうか?ヨーグルトはさまざまな健康効果が期待できますが、実は体質や体調によっては、ヨーグルトを食べない方がいい場合も…。今回はヨーグルトを食べない方がいい人の特徴を紹介するので、ご自身が当てはまるかチェックしてみてくださいね。
ヨーグルトの健康効果
ヨーグルトは健康にいいイメージをもっている人も多いと思いますが、具体的にどんな健康効果があるのかご存じですか?まずはヨーグルトについて知っておきましょう!
整腸作用
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、腸内で善玉菌として働きます。善玉菌は悪玉菌の増殖を抑制するので、腸内環境を整えることができます。また、乳酸菌は腸の運動を活発化させるため、便通を改善させる効果もあります。
免疫力をアップさせる
細菌やウイルスなど有害な物質から私たちの体を守っているのが、免疫細胞です。そして、多くの免疫細胞が腸に存在しているため、腸内環境を整えることが免疫力アップにもつながります。
カルシウムが豊富
カルシウムといったら牛乳を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は牛乳よりもヨーグルトの方がカルシウムを多く含んでいます。また、体内への吸収率もヨーグルトの方が高いので、効率よくカルシウムを摂取することができます。
ヨーグルトを食べない方がいい人もいるって本当?
さまざまな嬉しい健康効果があるヨーグルト。健康のために今までヨーグルトを食べていたけれど、お腹が痛くなったり体調が悪くなってしまったことはありませんか?
実は体質や体調によっては、ヨーグルトを食べない方がいい人もいます。ご自身が当てはまるか以下をチェックしてみてくださいね。
乳糖不耐症の人
「牛乳やヨーグルトを口にするとお腹を壊してしまう…」という方はいませんか?
乳糖不耐症とは、牛乳や乳製品に含まれる乳糖(ラクトース)を消化するラクターゼという酵素の働きが低下していることで起こります。乳糖を消化・分解することができないため、腹痛や下痢、消化不良などの症状が現れます。
ヨーグルトを食べるといつもお腹が痛くなってしまう…という方は乳糖不耐症の可能性があるので、食べるのを控えたり、食べるとしても少量にしておきましょう。ほかにも、ヨーグルトを少し温めるとお腹を壊しにくくなるので、食べたいときは試してみてくださいね。

牛乳アレルギーがある人
牛乳アレルギーの多くは、牛乳に含まれる「カゼイン」というたんぱく質が原因です。牛乳は加熱や発酵をしても、カゼインの成分が分解されにくいため、牛乳アレルギーがある人はヨーグルトにも注意が必要です。皮膚が痒くなる、じんましんが出るという人は食べるのを控えましょう。
最近では、豆乳ヨーグルトも市販で手に入れることができるので、代替品としておすすめです。
悪玉コレステロールが高い人
肉の脂身や乳製品などに含まれている飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やしてしまいます。1日1つぐらいのヨーグルトだけなら飽和脂肪酸の過剰摂取にはなりませんが、肉を食べ過ぎてしまった日や乳製品を多く摂取したときは注意が必要です。
ヨーグルトを食べたいときは、食事全体のバランスを気にするようにしましょう。また、低脂肪ヨーグルトや無脂肪ヨーグルトなどを選ぶのもおすすめです。
いかがでしたか?
健康のためにも積極的に取り入れたいヨーグルトですが、中にはヨーグルトが合わない人もいます。健康のため…と思って無理して食べることはせず、体質や体調に合わせて食べるのを控えたり、ヨーグルトの種類を工夫するようにしましょう。
【参考文献】
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