「ひとつまみってどのくらい?少々とは何が違う?」知っているようで知らない料理のキホン

 「ひとつまみってどのくらい?少々とは何が違う?」知っているようで知らない料理のキホン
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レシピを見てみると、下味をつける時や味つけの調味料のところに「ひとつまみ」や「少々」など、漠然とした量が記載されており、これはどれくらいの量なんだろう…と悩んだ経験はありませんか?そこで今回は、料理の基本である「ひとつまみ」と「少々」の違いについて解説します。

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それぞれの正しい計量方法をご紹介!

ひとつまみや少々は、塩や砂糖といったサラサラとした粉状の調味料を測る時に用いられます。また、とても少ない量のため計量スプーンなどでは測れない場合にも記載されています。

ひとつまみは、親指、人差し指、中指の3本でつまむ量のことを表します。手の大きさなどで個人差はありますが、約1g(小さじ1/5ほど)くらいの量となります。わからなくなってしまったら「つまむ=3文字」なので3本の指でつまめる量と覚えるといいでしょう。

一方、少々は、親指と人差し指の2本でつまむ量のことをいいます。こちらも個人差はありますが、約0.6g(小さじ1/8ほど)くらいの量となります。こちらは「少々=2文字」なので2本の指でつまめる量と覚えましょう。

少々よりもひとつまみの方が多いと覚えておけばいざという時にも役に立ちますよ。

ひとつまみ
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あいまいな量がレシピにあるのはなぜ?

量の調整がしやすいから

料理ひとつとっても食材の重さは毎回違いますし、切るサイズや火加減など全く同じ条件で調理できることはほぼありません。そんな時にあえて少々とあいまいに記載することで各自で調整してもらうことを目的に書かれているそうです。

調理をスムーズに行える

量がはっきりと決まっていないからこそ、時短で調理を行えるというメリットがあります。指でサッとつまんで入れるだけなので、計量スプーンでわざわざ測る必要がなく料理のハードルが下がるという方もいるでしょう。

味つけで失敗しないコツは?

実は料理になれていない人ほど材料の重さを意識せず作っていたり、調味料の計量や味見をせずに作っていることが多いです。料理で失敗しないコツは、まずレシピ通り忠実に作ること。アレンジしたい時は、レシピ通りに作り終わった仕上げの段階で調整しましょう。また、食卓に出す前に味見をしてイメージ通りの味かどうか確かめるようにすると失敗が少なくなりますよ。

まとめ

今回は、「ひとつまみ」と「少々」の違いを解説しました。3本の指でつまむひとつまみは思ったよりも量が多いことに驚く方もいるのではないでしょうか?毎回調味料をきっちりと測るのは少し面倒ですが、自分の手で測る分量を知っておくと毎日の料理が少しだけ楽になります。ぜひ一度自分の手で測ってみてくださいね。

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