YOGA PEDIA|足の親指をつかんで伸ばすポーズから片足のサイドプランクポーズへのステップ
ウッティターハスタパーダングシュターサナの軽減ポーズ
腰やハムストリングが硬い場合は...
足の指の付け根にストラップをかけてみよう。腰やハムストリングが硬いと、足の親指をつかんで上体をまっすぐにしたまま、両脚を伸ばせない。ストラップの分腕が長くなるので、足をそれほど高く引き上げなくても柔軟性を高めることができる。ストラップで小さな輪を作り、ターダーサナで立っているときに右手にその輪を持っておく。右脚を右側に回転させて、膝を曲げ、足の指の付け根に輪をかける。それ以降は前ページのインストラクションに従う。ストラップを使うとバランスがとりやすくなるので、ポーズを長く保てるようになり、腰がよく伸びる。
腰やハムストリングが硬いのにストラップがない場合は...
膝を曲げたまま練習してみよう。インストラクションの3の足の親指をつかむところまで行ったら、必要なだけ膝を曲げる。足を横に動かし、骨盤を安定させて、体を前方や左右に傾けずに上体を均等に引き上げる。
バランスがうまくとれず、何度挑戦しても倒れてしまう場合は...
壁を利用してみよう。腕の長さ程度壁から離れて、左側を壁に向けて立つ。左手を壁に当てて、インストラクション通りに全過程を行う。ポーズに入ると、腕がやや曲がった状態になる。壁のほうに傾きすぎないようにしよう。体が安定したと思ったら、壁から手を離してバランスをとってみよう。必要に応じて、少し戻って再度挑戦してもよい。
完璧を手放そう
ウッティターハスタパーダングシュターサナは、今月のポーズに至るための中間ポーズだ。難しいと感じたとしても、同じような人は大勢いる。倒れてもあきらめてはいけない。倒れることはプロセスの一部だ。焦らずにターダーサナで数回呼吸しよう。背筋を伸ばして立とう。しっかり立とう。もう一度集中して再挑戦だ。ポーズを師とすれば、体力、集中力、自信、バランス感覚を得られるはずだ。マットの外でこのポーズから教訓を学び取って、困難な状況にあっても落ち着いて力強く敏感であり続けなければならないときにその教訓を活かそう。人生では、精一杯努力しても「倒れる」こともある。それでいい。だからこそ私たちはヨガの練習と呼んでいるのだ。マットの上の練習は、マットの外での実践に向けたトレーニングだ。
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