【イベントシーズン目前】「食べ過ぎた当日」胃もたれを悪化させない運動と休息のコツ
食欲の秋も終わりが近づき、ほどなくしてイベントシーズンの到来です。飲食を楽しむ機会が増加している人も多いのではないでしょうか。その一方でツラいのが、食べ過ぎによる胃もたれなどの不快感。今回は「食べ過ぎた!」と感じる日の過ごし方~内臓機能を高めるストレッチをご紹介していきます。
「食べ過ぎた」当日、消化を妨げないための過ごし方
季節は食欲の秋、そしてそのままイベントシーズンの12月に突入します。年末年始に向けて外食の機会が増える人も多いのではないでしょうか。そこで悩ましいのが、つい食べ過ぎてしまうこと―ですよね。食べ過ぎてしまった直後の罪悪感はもとより、胃の不快感は何度経験してもツラいものです。
そこで今回は食べ過ぎた当日、消化を妨げないための過ごし方をご紹介していきます。
食べ過ぎた当日の過ごし方
食べ過ぎてしまったときというのは、大量の食べ物が胃に入っている状態です。またこのときの胃は、フル回転して消化に取りかかっています。
通常であれば食べ物が胃にとどまる時間は2~3時間と言われていますが、脂っぽいものは5~6時間。肉や消化の悪いものは12時間以上、さらに食べ過ぎにより胃の許容量を超えてしまうと、消化が追いつかなくなり胃の痛み、不快感、胃もたれ、膨満感、吐き気、げっぷ、下痢、便秘などの消化不良の症状がでることがあります。
では、消化を妨げずスムーズにおこなわせるためには―? 食べ過ぎてしまった後、特にやりがちな注意点は次の2つです。
●運動:運動は最低でも食後2~3時間後からでかつ、ストレッチやウォーキングのような軽めの内容にとどめる
●休息:寝転がるのはOK、ただし食後すぐに眠ってしまわないように
胃腸で食べ物を消化するためには、大量の血液が必要です。食後すぐの運動は血液が分散して消化不良の原因になるほか、眠ってしまうと胃腸の働きが低下して消化の妨げになるので気をつけましょう。
内臓機能を高めるストレッチ
次に紹介するのは、お腹まわりを伸ばす・丸める・ねじる動きで内臓機能を高めるストレッチです。食事から2~3時間経ち、体調に問題がないことを確認してから無理なく取り入れてみてください。
<やり方>
1)あぐらの姿勢からスタート!
あぐらで座るときのポイント:左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、骨盤を起こして座りましょう。手でお尻のお肉を外にかき出すと、感覚がつかみやすくなります。
2)息を吸いながら、両腕を頭上に伸ばします。左手で右手首をつかみましょう。
3)息を吐きながら、上体を左に倒します。腕・体は真横に倒すのがポイント。右のお尻で床を踏み直し、右体側の心地良い伸びを感じましょう。<回数:5呼吸>
4)息を吐きながら、上体を左斜め前に倒します。3の姿勢から上体を前に倒すイメージで腕は肩の高さ、左手で右腕を引っ張るようにして体の背面を丸くしましょう。<回数:5呼吸>
5)あぐらの姿勢に戻ったら、右手は左ひざ、左手はお尻のうしろにつきます。
6)息を吐きながら、上体を左にねじりましょう。背筋を伸ばしたまま、みぞおち~胸~首の順にねじり、呼吸が苦しく感じたら姿勢を緩めます。<回数:5呼吸>
1~6の反対側もおこないます。
以上、食べ過ぎてしまった日の過ごし方とおすすめのストレッチをご紹介しました。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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