硬いお尻は寝つきの悪さのもと!眠る直前のベッドの上でもできる【お尻のこりほぐし】ストレッチ
寝つきをよくするには心と体の両方がリラックスしていることが大切です。安眠のためのストレッチは色々ありますが、今回はお尻に注目します。ぜひ試してみませんか?
お尻が硬くなる生活習慣
お尻の筋肉の硬さは自分では気づきにくいかもしれませんが、日常生活のちょっとした習慣が原因で硬くなることがあります。以下のような習慣に心当たりはありませんか?
座っている時間が長い
座り続けるとお尻の筋肉が圧迫され、血流が悪くなりがちです。また、長時間同じ姿勢でいると筋肉が緊張してしまい、だんだん硬くなってしまいます。
脚を組んで座るくせ
脚を組んで座るとお尻の筋肉にアンバランスな負担がかかり、片側の筋肉だけが過度に緊張することがあります。その結果、硬さやコリが生じやすくなります。
運動不足
普段の生活でお尻の筋肉を意識して使うことが少ないと、筋肉の柔軟性が失われやすくなります。特に運動する習慣がない場合や、歩く時間が少ないと、お尻の筋肉が弱まり、硬くなる原因となります。
こうした生活習慣によって、日中に硬くなった筋肉をそのまま放置しておくと、ベッドで横になったときに硬さが不快感を引き起こし、寝つきを悪くしてしまうこともあります。
寝る前にお尻をほぐすメリット
血行促進による疲労回復とむくみ解消
筋肉を伸ばすことで血流が促進され、日中に溜まった疲労物質が流れやすくなります。これにより疲労の回復をサポートするだけでなく、下半身のむくみ対策にも効果的です。
腰や股関節の緊張を和らげる
お尻の筋肉が柔らかくなると、腰や股関節周りの緊張もほぐれやすくなります。硬いお尻は姿勢の崩れを引き起こし、結果として腰に負担をかけてしまうことがあるため、1日の終わりに腰まわりのバランスを整えることは大切です。
リラックス効果とストレスの軽減
お尻の筋肉は体の中でも特に大きな筋肉の一つです。大きな筋肉をほぐすことで、体全体の緊張がゆるみ、心身ともにリラックスしやすくなって、寝つきが良くなります。
今回は眠る直前にベッドの上でもできる、お尻ほぐしのストレッチをご紹介します。気持ち良い伸びを感じながら、ゆったりとした呼吸で心地よく眠れるようにしましょう。
お尻のこりほぐしストレッチ
<やり方>
① 仰向けになって両膝を立て、右脚を左脚の上に交差して太ももをしっかりと絡める。
② 脚を組んだまま両膝を抱え、右膝を右肩の方に近づけるようにする。 右のお尻の伸びを感じながら、呼吸をゆっくりと続けてキープする。
③ もう少しできそうなら、一度両足を床に下ろし、膝を立てた状態から右足を左の太ももに乗せる。
④ 左の太ももを抱えて右膝を胸の方に近づける。右の股関節の開きと右のお尻の伸びを感じながら、深い呼吸を繰り返してキープする。
⑤ 反対側も同じように行う。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く