幸せになるために必要なこと|幸せを導くヨガの教え

 幸せになるために必要なこと|幸せを導くヨガの教え
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櫻井麻美
櫻井麻美
2018-11-15
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ヴァイラーギャで客観的に選択するとは、本来のお金の「ものを買うことができる」という客観的な働きと、自分が勝手に思い込んでいた「幸せになれる」という上乗せの価値を分けて考え、目的に必要な分だけのお金を手に入れるということです。思い込みの幸せのためにお金を求めるのではなく、生きるために必要なものを買うためにお金を求めるということです。ここで注意してほしいのは、お金を求めることすべてが悪いといっているのではないことです。客観的で明確な目的があり、その手段としてお金が必要だったら求めるべきものなのです。お金やお金を求めること自体が悪いわけではないのです。勘違いした幸せを手に入れるために何かを必要以上に求めたり、執着することが苦しみを生み出します。そうではなく、何かを求める目的を明確に理解し、必要以上に追い求めずに客観的に選択をすることがヴァイラーギャです。

ヴィヴェーカ(見極めの目)をもってヴァイラーギャ(客観的な判断による選択)していくことで、ヨガの価値観が徐々に自分のものになっていきます。そのように日常を過ごしていくことで永遠に自分を満たしてくれる本当の幸せ、つまり自分は何かを追い求める必要などなく、すでに満たされているということに少しずつ気づくことができるのです。

ヨガのライフスタイルの実践とその価値観が身につくと日常が違った視点で見えてきます。自分が執着していたものが自然と手放され、心地よさを味わえるでしょう。日常にヨガを生かしてみませんか?

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