「努力しているのに自信が持てない…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”

 「努力しているのに自信が持てない…」|心に効く“ヨガ哲学の処方箋”
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谷戸 康洋
谷戸 康洋
2018-11-18
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ヨガの中に「タパス」という言葉があります。タパスは「苦行・難行・熱」という意味があるのですが、「自分を律すること」です。
自分を律する練習を繰り返して、【自分自身のベストなマネージャー】になることが「タパス」です。
無意識から来ている思考・言葉・身体を意識的に捉え、思考・言葉・身体も使いたいときに思うように使えるように自分をマネージメントしていくことがタパスです。

自分のご機嫌をとって、自分を信じることができるのは人は自分です。
放し飼い状態になっている自分の心を、飼い慣らしていくことがタパスです。
犬も心もしつけできている方が楽です。

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ほんとうにやりたいこと、自分にできることをじっくり考えて、小さな目標からチャレンジして、少しでもできたら自分を褒めて自信をつけていきましょう。
犬もお手を覚えさせるまでに少しでもできたら褒めます。繰り返していくうちにできる確率が上がり、終いには餌をもらう前から自信満々で要求していなくてもお手をしてきます(笑)。

ヨガではこの宇宙全体を支える大いなる存在を「イーシュワラ」と呼びます。イーシュワラから頂いているこの体も脳はなんでもできます。できないと思い込んだり、自信がないと、体の脳もできる方向に使われません。
自信をつけるために、小さな目標から達成し、昨日の自分よりも少しでも成長したら大成功と思い、褒め言葉という甘い餌を自分に存分にあげましょう。カロリーゼロです(笑)。

そして自分の経験や知っている事を惜しみなく人に伝えてみましょう。今の自分が持っている知識や経験で助かる人、成長できる人もたくさんいます。できること・わかることを伝えていくと、自分を整理することができます。そして話しているうちに今までの成功がたくさん見つかるので、きっと自信も見つかります。

自分自身のベストなマネージャーを目指しましょう。

教えてくれたのは…
谷戸康洋先生
器械体操でインターハイ、国体に出場した経験を持つ。2006年、whitebirch yoga groupを設立し、2012年に自身のスタジオ「fika」を山梨県にオープン。全国のイベントやワークショップでも指導を行う。ヨガジャーナル日本版連載「漫画で読むヨガ哲学」を監修。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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