お粥に加えるだけ!<腸がよろこぶ>ちょい足し食材とは?【疲れた夏の胃腸ケアに】栄養士が提案
ダイエット中や胃腸が弱っているとき、食事にお粥を取り入れている方も多いかと思います。お粥は消化に優れ、胃腸に負担をかけにくい食べ物として知られていますが、さらに腸の健康を意識したちょい足し食材を加えることで、その効果を一層高めることができます。今回は、お粥に加えるだけで腸内環境を整える効果的な食材をご紹介します。
お粥にちょい足し、おすすめ食材2選
1. かぼちゃ
かぼちゃは、食物繊維が豊富で腸内環境を整えるのに役立ちます。特に、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれており、腸の動きをスムーズにします。またβ-カロテン、ビタミンB群、C、Eなどのビタミン類が豊富で、免疫力の向上に寄与します。ミネラルもバランスよく含みますが、特にむくみ解消に役立つカリウムが多いことも特長でダイエットの強い味方です。さらにかぼちゃは甘味とボリュームがあり味もしっかりしています。柔らかく加熱したかぼちゃがお粥に加わると甘味と栄養価がアップします。
2. 大葉(しそ)
大葉には抗菌作用があり、腸内の悪玉菌を抑制する効果が期待できます。さらに、ビタミンCやカロテンも豊富に含まれており、抗酸化作用によって体の健康をサポートします。大葉を細かく刻んでお粥に混ぜると、さわやかな香りと風味が加わり、食欲も増進します。お粥にこれらのちょい足し食材を加えることで、毎日の食事から手軽に腸の健康をサポートすることができます。ぜひ試してみてください。
かぼちゃにちょい足しレシピ紹介
かぼちゃと大葉のお粥
【材料】2人分
米1合 60g
かぼちゃ 50g
大葉 2,3枚
生姜 薄切り2枚
塩 小さじ1/2
お水 600cc
【作り方】
お米を研いでザルにあげておく。
かぼちゃを食べやすい大きさの薄切りにする。
大葉と薄切り生姜を千切りにしておく。
鍋にお米と分量の水、かぼちゃを入れてフタをする。
鍋の蓋を閉めたまま弱火で30分炊く。
炊き終わったら火を止めてそのまま10分蒸らす。
塩を加えて味を調えて、器に盛りつけて大葉・生姜をのせて完成。
【ポイント】
かぼちゃに含まれるむくみ防止成分のカリウムは水に溶け出しやすいので生のまま切ったかぼちゃを鍋に一緒に入れて、水に溶けだしたかぼちゃに含まれるむくみ防止成分のカリウムが摂取できるようにします。生姜は味のアクセントになるだけでなく腸から身体を温めてくれるので、トッピングにおすすめです。
AUTHOR
亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。 2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、 産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。 離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
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