【キャベツ】に加えると、もっと腸が整う!キャベツの腸活効果がアップする食べ方を栄養士が提案

 【キャベツ】に加えると、もっと腸が整う!キャベツの腸活効果がアップする食べ方を栄養士が提案
photo by 写真AC
亘美玲
亘美玲
2024-03-30

キャベツは昔から胃の健康に役立つ食材として知られていますが、最近では腸活という切り口でも注目されています。今回は、キャベツの風味を生かして腸活にも相乗効果が期待できる食材をプラスし栄養バランスもUPするレシピをご紹介します。

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キャベツの栄養素

キャベツは美容と健康に大切なビタミンCや食物繊維を豊富に含みます。 特に食物繊維は100gあたり水溶性で0.4g、不溶性で1.4gの合計1.8gです。食物繊維が多いイメージのレタスが1.1g、セロリが1.5gなので多い方と言えます。

他にもビタミンB6や葉酸、骨を丈夫にするために重要なカルシウムやビタミンKなどさまざまな栄養素を多く含んでいます。

キャベツの特長的な栄養素

キャベツは、胃の働きや胃の粘膜を正常に保つ「ビタミンU(別名キャベジン)」を豊富に含みます。 ビタミンUは、胃酸の分泌を抑え、胃腸の粘膜を健康に保つ働きがあり、食べ過ぎによる胃もたれを防ぐだけでなく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防・ 改善することが期待されています。 そのためビタミンUは市販されている胃腸薬にも含まれていることが多いのです。 また、キャベツが胃腸に良いとは言え、すでに潰瘍や胃炎がある場合には生のキャベツですと不溶性食物繊維が消化の負担になることがあるので、加熱して食べるのが良いでしょう。

キャベツと一緒に食べることで腸活効果がUP!

きのこ

きのこは、カルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にするビタミンDやナイアシンなどのビタミンB群と亜鉛が豊富です。 特にビタミンD含有量は100g当たり、しいたけとマッシュルームは0.3μg、エリンギが2.4μgであるのに対し、舞茸は4.9μgときのこの中でもトップクラスです。また、東洋医学では五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きを高め、気を補う作用があり、体力のない人や冷え性の人に適していると考えられています。食物繊維も豊富でほとんどのきのこに100gあたり3g以上の食物繊維が含まれています。

鶏肉のささみ

鶏肉のささみは「低脂肪・高たんぱく」な食材。腸の粘膜は体の中でも細胞の新陳代謝サイクルが非常に早く、約2日で新しい細胞に入れ替わるので、良質なたんぱく質が必要になり、ささみはおすすめ食材と言えます。

おすすめレシピ

キャベツの包み焼き

食物繊維が豊富なキャベツときのこに腸壁の健康を整えるささみの組み合わせです。旨味と甘味が凝縮されるように包み焼きにします。

キャベツ完成
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【材料】2人分

キャベツ 4枚

舞茸 50g/しめじ 20g/しいたけ 2枚 ※お好みのきのこで

白ワイン(日本酒) 大さじ1

顆粒中華だし 小さじ1

とろけるチーズ 30g

材料
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【作り方】

材料を揃えます。

キャベツを茹でて芯を取り除いておきます。

舞茸としめじを食べやすい大きさにほぐしておきます。

しいたけは4等分にします。

ささみは筋を取って一口大に切ります。

茹でたキャベツを水にとり冷まして水気を切ります。

茹でキャベツ
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キャベツの上にきのこ類とささみを乗せて、だしと白ワインとチーズを振りかけて包みます。

包む前
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耐熱容器に移して、アルミホイルを被せ、オーブントースターで200度、または魚焼きグリル弱火15分加熱して完成です。

包んだ後
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【参考文献】

文部科学省,日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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AUTHOR

亘美玲

亘美玲

管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。 2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、 産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。 離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。



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