【旬の春キャベツ】切り方の違いで「ふわふわ」にも「シャキシャキ」にも!ポイントを栄養士が解説

 【旬の春キャベツ】切り方の違いで「ふわふわ」にも「シャキシャキ」にも!ポイントを栄養士が解説
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これから旬の春キャベツ。野菜の中でも珍しく女性ホルモンの分泌を促します。千切りにしてサラダにすると香りも栄養も楽しめます。千切りをお店のようなふわっふわや、シャッキシャキの食感に葉っぱの向きを変えるだけで切り分けることができます。そんなキャベツの魅力をお届けします。

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春キャベツの特徴

春キャベツは、葉に水分がしっかりあり柔らかくサラダ向き。冬キャベツに比べると、ビタミンCやカロテンが多いのが特徴

キャベツサラダ
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キャベツの栄養

  • ビタミンC…野菜の中でも意外と多いキャベツは、片手くらいの量(100g)で1日のビタミンCの4割が摂取できます。紫外線の強くなるこれからの季節は積極的に食べたいところ
  • カロテン…活性酸素を抑え生活習慣病や老いから体を守ります。淡色野菜のキャベツですが、色の濃い春キャベツはβカロテンが豊富
  • ビタミンU…肝機能を回復する作用がありデトックス効果促進と言われています。キャベジンという胃腸の薬に使われる成分で胃の粘膜を保護します。脂っこいとんかつなどの横に添えられているキャベツは、食べ合わせとして最適
  • カリウム…浮腫み予防や高血圧予防などの観点から摂ってほし栄養素
  • たんぱく質…野菜なのに、たんぱく質を含有するキャベツ。たんぱく質は、体のもとになるだけでなくコラーゲンやホルモンのもと
美肌の女性
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実は女性の味方

キャベツには、女性特有の摂ってほしい栄養素があります。それは、ボロン。女性ホルモン生成を活性化する作用があり、美肌にも働きます。熱に弱いため千切りサラダなど生食で召し上がってください。

切り方ひとつで2度美味しい

キャベツの繊維に縦切り
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ふわっと食感

キャベツの繊維を断つようにきる。繊維にむかって垂直になるようにきることがこの方法。繊維に対して包丁が+のマークのような向きできるとふわっとしたお店のような優しい仕上がりになります。

キャベツ繊維に横切り
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しゃっきっと食感

キャベツの繊維にそって切る。繊維にたいして包丁が同じ向きになるように切る事で食感のあるシャキッとしたキャベツの千切りになります。

キャベツをそのまま切らずに、葉を1枚ずつ分け芯を取り除いて切る方がよりプロの仕上がりになります。

最近ではキャベツ専用ピーラーなどが出回っており、包丁でなくても繊維の向きさえ気を付ければどなたでも簡単です。切り方を選んで、ふわっともしゃっきとも食感を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

食品成分データベース

Pacoma

ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師  15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、肌年齢を変える栄養素や組み合わせで美肌力をあげるインナーケアサポートしています。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えします。Instagram:@beauty.diet_keiko

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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