【安くて美味しいキャベツ】調理によってビタミンCの減り方が変わる?おススメの調理法を栄養士が解説

 【安くて美味しいキャベツ】調理によってビタミンCの減り方が変わる?おススメの調理法を栄養士が解説
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生のキャベツは、ビタミンCが意外に多い。ただ、たくさん食べることができず、結果として摂れる量は少なくなります。加熱してかさを減らすと量を食べられますが、ビタミンCが損失してしまいます。たくさん食べられ、ビタミンCも減らさないおススメの方法をお伝えします。

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キャベツのビタミンCは?

千切りキャベツ
photo by AC

生のキャベツ100g食べるとビタミンCは41mg、1日の目標摂取量の約半分が摂れます。千切りキャベツ100gは、かさが多く両手にいっぱい山盛りあり、一度に食べるのが厳しい量です。ビタミンCは、美容のためにもしっかり摂りたい栄養素。

ビタミンCを多く摂る方法は?

ザワークラウト
Photo by canva

酢などに漬け込みピクルスにする。

漬け込むことでかさが減りますし、ピクルス液と一緒に食べることで酢の中に流れ出た栄養素も一緒に摂れます。

加熱する

キャベツを加熱する
photo by AC

ボール1杯のキャベツの量を比較すると、生のキャベツは100g、加熱すると800g程度になります。同条件でビタミンCを比べると、生のキャベツは41mgに対して、加熱すると300mg程度になり摂取量を増やすことができます。

加熱温度とビタミンCの量

10分加熱するとビタミンCは、100度で16%、70度では42%、50度では7%減ります。かさが減り、たくさん食べられ尚且つビタミンCが多く取れる加熱方法は、50度の低温が理想的と言えます。

自宅でできる低温調理法

鍋とザルでキャベツを蒸す
photo by AC

せいろや蒸し器、無水調理器は特に必要ありません。用意するものは、鍋(フライパン)・ざる・フタ・水この4つで簡単にできます。鍋の中にコップ一杯の水を加え、ざるの中に野菜を入れフタをし加熱します。このような低温調理法でたくさんビタミンCが摂取できます。

酢漬け低温調理法は、一度に効率よくビタミンCが摂取できおススメです。

【参考文献】
interior-book
CiNii

ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師  15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、摂る栄養素や組み合わせをとことん“美”にこだわりインナーケアする美容食で、体の中の細胞を目覚めさせ、整え、キレイにしていきます。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えしたいです。Instagram:@beauty.diet_keiko

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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