【紫外線による乾燥やシワなどの肌トラブルに】内側から「夏老け」を防ぐ!美肌に効果的な野菜4選
毎日暑い夏。真夏のお肌は強烈な紫外線に晒されてダメージを受けがちです。それに加え身体の水分だけでなく、肌の水分も失われてしまいます。紫外線対策を怠ってしまったり、汗で失った水分をしっかり補給できていないと、秋になってから乾燥やシワなどの肌トラブルが出てきてしまうことも。そこで今回は、身体の内側から夏老けを防ぐ、美肌効果のある身近な野菜をご紹介します。
美肌に効果的な野菜
①ナス
ナスはあまり栄養がなさそうなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実はナスは美白に効果的な野菜です。体内の余分な熱を冷ます効果があり、紫外線を受けた肌をクールダウンしてくれます。皮の成分【ナスニン】はポリフェノールの一種で、抗酸化作用が強いのが特徴です。シミやシワ、肌荒れなどのトラブルとなる身体の酸化を防いでくれる効果があります。また、ナスを切った後に切り口が茶色になることがありますが、これは【クロロゲン酸】といって、老化やガンを予防してくれる成分です。ナスの旬は夏なので、安価で手に入りやすいのも良いですね。焼きナスや炒め物、漬物など色々なメニューに取り入れていきましょう。
②ピーマン
ナスと同様、夏野菜の代表ともい言えるピーマン。鮮やかな緑のピーマンですが、その色素成分【フラボノイド】には抗酸化作用があります。また、【ビタミンC】も豊富に含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの合成を促進したり、メラニン色素の沈着を防ぐ作用が期待できるので、紫外線対策に役立ちます。緑色の濃いものほどビタミンCが多いので、選ぶ際のポイントにしましょう。ピーマンのビタミンCは加熱しても損失しにくい性質があるので、炒め物などの加熱料理でも栄養を摂取しやすいでしょう。
③チンゲン菜
チンゲン菜は中国が原産地の野菜で、今では一年中スーパーに出回っていますが、中華料理に使うイメージが強く、あまり使い慣れていないといった方もいるのではないでしょうか。チンゲン菜にはナスと同様、体の余分な熱を冷ましてくれる効果があり、高い血液循環効果があるので、シミの改善や日焼け後の美白対策に効果的です。また、強い抗酸化作用を持っている【βカロテン】も豊富に含まれています。小松菜やほうれん草などの葉物野菜は夏と冬で価格に差があり、夏は特に高くなります。チンゲン菜は比較的価格が安定しているので、季節を問わず購入しやすいのも魅力です。クセも少なくすぐに火が通るので、調理時間も少なくて済みますよ。普段の食事にどんどん使っていきましょう。
④パプリカ
パプリカは、緑ピーマンが完熟したもの。そのビタミンCは緑のピーマンよりも多く、レモン1個分に相当するほどです。パプリカは甘みがあり、食感もジューシーなので、ピーマンの苦味が苦手という人にもおすすめ。また、真っ赤な色素成分【カプサンチン】には強い抗酸化作用もあるので、肌の老化を予防するのに最適な野菜です。サラダなどの生食にも向いているので、手軽に取り入れられるのも良いですね。
まとめ
いかがでしたか。普段何気なく使っている野菜でも、こんなに美肌効果があることがわかりました。紫外線を浴びる前、またうっかり日焼けした後も、ナス、チンゲン菜、ピーマン、パプリカの存在を覚えていれば安心ですね。ぜひ、毎日の食事に積極的に取り入れて夏老けを防ぎましょう!
【参考文献】
あたらしい栄養学 | 高橋書店
1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日 | 池田陽子
ナス・チンゲン菜・ピーマン・パプリカ | とれたて大百科 | 食や農を学ぶ | JA
ライター/やなぎかおり
特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、2度の出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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