今明かされる！ポップの女王シンディ・ローパー、50代で直面した苦悩とエネルギッシュな70代の習慣

50代から皮膚疾患で歌手活動をセーブ

シンディ・ローパー（70歳）は、1983年のデビュー以来、魂のこもった歌声と愛らしいキャラクターで人々を魅了している。そんな元気いっぱいのイメージの彼女だが、50代の時、炎症性の皮膚疾患である乾癬（かんせん）との診断を受けた。乾癬は彼女のステージパフォーマンスや自己イメージに大きな影響を与えた。「乾癬は燃えるような痛みとかゆみがあり、血が出たり、皮膚が剥がれたりする。（中略）恥ずかしいと感じていた。髪を赤く染め、エクステをつけ、かつらをかぶって頭皮を守っていた。ステージでは厚いメッシュを使っていたけれど、それを外すと皮膚も一緒に剥がれてしまった。」乾癬の影響で、2010年頃から歌手活動が制限されるようになったという。

治療を受けるきっかけは2015年だった。「ある時、あまりにも孤立した気分になったので医師に電話をしたの。『今は2015年。暗黒時代じゃないのだから、たくさんの選択肢がありますよ。ここに来て話をしましょう』と言ってもらい、自分に合った治療法を選んだ。それ以来、その薬で治療を続けている。」

「体を大事にすれば、体もあなたを大事してくれる」

その後、製薬会社のノバルティスと国立乾癬財団とのパートナーシップを結び、自身の乾癬の経験そしてウェルネスへの道のりを明かしたシンディ・ローパー。キャンペーンの一環の動画では、「どうか暗闇の中でじっと横たわっていないで下さい。何とかして立ち上がり、自分を助ける情報を手に入れてください」と人々にエールを送った。

現在70歳を迎えた彼女は、健康を維持するために、運動、食事、そして予防的なケアを欠かさず行っている。彼女の言葉を借りれば、「体を大事にすれば、体もあなたを大事にしてくれる」とのこと。このシンプルな哲学が、彼女の活力を支えているのかもしれない。

体力作りと抗炎症食を実践

シンディ・ローパーはツアーでのパフォーマンスに備えて体力作りにも励み、毎日運動を欠かさない。「エアロビクスで体力をつけている。歌手としての体力は本当に重要よ」と彼女はアメリカの健康雑誌「Prevention」に語った。また、ヨガが好きで日課にしているものの、手足に関節炎があるため、ヨガの前にフィジカルセラピー（理学療法）を受けるように心がけている。「ヨガをする時は、ポーズをたくさん調整しながら行っている。学び続けることが大切」と述べている。

また、食事には細心の注意を払っている。シンディは「Prevention」誌のインタビューで、「抗炎症食を心がけている。果物、野菜、青魚、ナッツ、種子、豆類、全粒穀物などがそれに含まれる」と説明している。一方で、症状を悪化させる可能性のある食材は避けている。「パスタを食べると問題を抱えてしまうの。イタリア系のクイーンズ出身としては、本当に辛いわ」と彼女は笑いながら語った。グルテンを含む食品は避け、グルテンフリーのパスタを代用している。ほかにも、体調不良の引き金になるお酒と卵も避けているという。

シンディ・ローパーは日々の運動の他にも、週4回のボイストレーニングを行い、声の筋力を維持している。「呼吸法は重要だし、筋力をつけるために歌のレッスンを受けているの」と語っている。現在、彼女は5作目のブロードウェイミュージカル「ワーキング・ガール」の脚本を執筆中、さらに2025年のワールドツアーに向けて準備を進めるなど、年齢を重ねても尚一層精力的に活動を続けている。

出典：
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