ごぼう、さつまいも…だけじゃない！便秘気味の人が食べるべき食材3選｜管理栄養士が解説
便秘気味の際におなかによい食品というと、何を思い浮かべるでしょうか？乳酸菌の入ったヨーグルト、食物繊維の多いゴボウやさつまいも…このような食品のイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。本記事では、便秘気味の方におすすめの食品成分とそれらを含む食材を解説します。食事に取り入れやすいものをピックアップしたため、ぜひ毎日の食生活にお役立てください。
便秘気味の方が摂るべき成分とは？
便秘の方は多くの方がイメージするように、食物繊維やビフィズス菌、乳酸菌といった成分が含まれた食品を積極的に摂るのがおすすめです。また、整腸作用や腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖も一緒に摂るとよいでしょう。オリゴ糖はたまねぎやブロッコリーなどの野菜に多く含まれます。
便秘気味の方におすすめ食材①雑穀米
食物繊維は野菜や海藻、きのこなどの植物性の食品に含まれます。雑穀米は複数の穀物や豆類がブレンドされているため、ご飯に混ぜ込んで炊くだけで簡単に食物繊維を摂取できます。またプチプチとした食感が楽しめるだけでなく、よく噛んで食べることで満腹感が得られ、ダイエットにも効果的です。
便秘気味の方におすすめ食材②舞茸
きのこは全般的に食物繊維が多い食材です。舞茸はうま味成分が多く、肉や魚のうま味成分との相乗効果によってより美味しさがアップします。美容にもよいとされるビタミンB群も豊富です。腸活の効果をよりよいものにするためにも、舞茸をはじめとしたきのこを積極的に摂取しましょう。
便秘気味の方におすすめ食材③味噌
最後に紹介するのは発酵食品の味噌です。発酵食品には乳酸菌が豊富に含まれます。乳酸菌は腸内の悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を良くするはたらきがあります。ただし乳酸菌は加熱に弱いことから、調理時に高温状態が続くのは避けるようにしましょう。
まとめ
本記事では、便秘気味の方におすすめの毎日の生活に取り入れやすい食材を紹介しました。上記3点のほか、海藻や野菜には食物繊維が豊富に含まれるため、なるべく多くの食材を組み合わせて食物繊維を摂るようにしましょう。また、便秘気味の方は意識して水分を摂り、適度な運動をおこなうことも大切です。
〈参考文献〉
AUTHOR
栗城智子
大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。
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