流産の過去や飲酒を辞めた経験を告白したアン・ハサウェイ…健康のために今大切にしていることとは?

 流産の過去や飲酒を辞めた経験を告白したアン・ハサウェイ…健康のために今大切にしていることとは?
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山口華恵
山口華恵
2024-03-29

女優アン・ハサウェイは、雑誌「ヴァニティ・フェア」最新号のインタビューで、過去の流産や飲酒を辞めた経験を告白した。彼女は現在2児の母親であり、自身の健康に向き合う努力をしている。

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「私の妊娠までの道のりもまっすぐではなかった」

アン・ハサウェイ(41歳)は、雑誌「ヴァニティ・フェア」の最新インタビューで、2016年に長男ジョナサン、2020年に次男ジャックを迎える前に、2015年に流産を経験したことについて告白した。

2015年、アン・ハサウェイは6週間に渡って上演されたオフブロードウェイのひとり芝居『Grounded』で、予期しない妊娠に影響を受ける戦闘機パイロットのキャラクターを演じ、素晴らしい演技力を夜ごと披露し、話題となった。しかし、その直前にアンは流産を経験していたのだという。「最初はうまくその状況に対応できなかった。舞台中、毎晩出産シーンを演じなければいけなかった。舞台上で何もなかったかのように振る舞うのは本当に難しかった。自分が何か間違ったことをしたのではないかと思うと本当に辛かった」とインタビューで語った。当時、楽屋を訪れた友人に対し、流産したことを打ち明けずにはいられなかったという。

アンは、以前2019年のInstagram投稿で、第2子を妊娠したことを発表すると同時に、不妊についてコメントをしている。「不妊症や妊娠に苦しんでいる人々へ、私の妊娠までの道のりもまっすぐではなかった」と綴った。今回のインタビューでその当時のことを振り返った彼女は次のように述べた。

妊娠しようと試みていたときの自分の辛さを考えると、ハッピーなことばかりを投稿するのは不誠実だと感じたの。統計的にもごく一般的なこの不妊の問題を恥じるなんてないと思っていた。(中略)自分の本当の経験をシェアしたいと思った。自分が妊娠できたとき、同じような(流産や不妊の)経験をした人たちに伝えたかったの。彼女たちにいつも優しく穏やかでいる必要はないってことを伝えたかった。あなたの気持ちがわかるし、私もあなたと一緒よ」と。アンはまた、流産がいかによくあることかを知って唖然としたという。アメリカのメイヨークリニックによれば、妊娠の10%から20%が流産に終わると推定されており、妊娠自体を認識する前に流産が起こるケースもあるため、それらを含めればさらに高い数字になると考えられている。

アン・ハサウェイはまた、健康を考えて飲酒をやめた過去についても語った。「もともとお酒は合わないと思っていたの。私にとって、お酒を飲むと沈んだ気持ちになった。でも私は沈むのは好きではなかったから。」

メンタルヘルスに良いライフスタイルを整える

アン・ハサウェイは現在、メンタルヘルスを最優先し、「自分のライフスタイルの選択の基準は、自分自身のメンタリティのため」と述べた。実際、ソーシャルメディアの利用時間は1日当たり15分程度に制限していると語っており、自分のリアルな生活や家族との関わりを大切にしているようだ。

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テキサス州オースティンのパラマウント・シアターで開催されたSXSW期間中の映画『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』ワールドプレミアに出席したリード・スコット、エラ・ルービン、ニコラス・ガリツィーン、アン・ハサウェイ、マイケル・ショウォルター(左から右)。2024年3月16日)Photo by Daniel Boczarski/Getty Images for Amazon MGM Studios

出典:
Anne Hathaway’s Health: Her Miscarriage Revelation, Past Alcohol Habits & More
Anne Hathaway on Tuning Out the Haters and Embracing Her True Self

Anne Hathaway doesn’t use social media like you do

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山口華恵

山口華恵

翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。



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