連載|Dr.yogiの医療の現場からVol.1「外科医提唱AKヨガの始まり」

 連載|Dr.yogiの医療の現場からVol.1「外科医提唱AKヨガの始まり」
川村明先生
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私は、34歳の時、腰椎椎間板ヘルニアで手術を受けました。手術は成功しましたが腰痛や足の痺れが続き長時間の手術ができなくなり、勤務していた大学病院の外科医のキャリアを棄て、開業したのでした。開業しても腰痛や足の痺れが続き、ヘルニアの再発の恐怖に怯える毎日を過ごしました。さらに、アトピーや大腸ポリープ、鬱病にも悩まされました。ところが55歳の時にヨガを始めたら、腰痛、アトピー、大腸ポリープ、鬱病も改善しました。ヨガがそんなに効果があるなら、「患者様と一緒にやってみたら!」と言ってくれたのが、鍼灸師の妻だったのです。そもそも私がヨガを始めたのは、通い始めたジムで誘われたのがきっかけでした。家では、毎日風呂上がりに5分程度廊下の壁を使って開脚の練習を続けました。半年で開脚前屈ができるように。その頃には、腰の痛みや脚の痺れがなくなり、ちょっとのことでは落ち込まずに前向きになれる自分がいました。

10月からSさんは妻に手を握ってもらいながら「アンチエイジングAKヨガ」を始めました。この後のSさんの経過は、次回お話ししましょう。

川村明先生プロフィール
1955年、高知県生まれ62歳。徳島大学医学部卒、医学博士。1991年に独立、山口県宇部市にて「かわむらクリニック」を開業。55歳からヨガを始め、J-YOGA公認インストラクターの資格を取得。著書に『5秒 ひざ裏のばしですべて解決― 壁ドン!壁ピタ!ストレッチ』(主婦の友社)がある。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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