【ゆで卵】ひと工夫で栄養満点!卵の栄養素と「組み合わせ最強食材」を管理栄養士が解説
完全栄養食と言われる卵。最近では物価高騰の影響で価格が上がっていますが、それでも肉や魚に比べると安価で保存性もあるので、毎日の食卓には欠かせない存在ですよね。また卵は栄養価の面でも大変優秀。今回は卵の栄養について見ていきましょう。
卵が完全栄養食と言われる理由は?
卵はなぜ完全栄養食と言われているのでしょうか?それはたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど、身体に必要な栄養素をバランスよく含んでいるから。特にたんぱく質は人体で合成することができない必須アミノ酸9種類を含んでおり、たんぱく質の質を評価するアミノ酸バランスは100点満点なのです。その他、日本人に不足しがちなビタミンD、ビタミンB2、カルシウム、鉄なども含んでいます。
卵とおすすめの組み合わせとは?
卵は完全栄養食と言われていますが、ビタミンCと食物繊維はほとんど含まれていません。その為、ビタミンCや食物繊維が含まれるものと一緒に食べるのがおすすめです。特にかぼちゃは野菜の中でもビタミンCや食物繊維がトップクラスの野菜。またかぼちゃに含まれるビタミンA、D、Eなどの脂溶性ビタミンは、油分が含まれているものと一緒に食べると吸収率が高まると言われています。卵と一緒に食べると、黄身に含まれている脂質が吸収率を高めてくれるので、おすすめなのです。
卵とかぼちゃのデリサラダ
ごろっとした卵とクリーミーなかぼちゃがおいしい、ちょっとリッチなサラダ。レーズンやくるみがアクセントに。クラッカーにのせて食べてもおいしいですよ。粗びき黒こしょうをたっぷりかけてお召し上がりください。
<材料(4人分)>
・ゆで卵(固ゆで) 2個
・かぼちゃ 1/4カット(400g程度)
・レーズン お好みで
・くるみ(砕いたもの)お好みで
・Aマヨネーズ 大さじ1
・Aヨーグルト 大さじ1/2
・A塩 少々
・A粗びき黒こしょう 少々
①かぼちゃは種とわたを取り、皮を切り落とす。一口大に切り、耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600w)で4分30秒ほど加熱する。
②かぼちゃが熱いうちにボウルに入れて潰す。
③Aを加えてよく混ぜる。ゆで卵を潰しながらさっと混ぜ、お好みでレーズン、くるみを加えて混ぜる。
④器に盛り、粗びき黒こしょうをたっぷりかける。
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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