【さつまいも】にあの果物をちょい足しするだけ!栄養バランス満点・腸活にも役立つ「ホットスイーツ」
ダイエット中や腸活を心がけているときは、罪悪感の無いヘルシーなものを選びたいもの。今回は、さつま芋を使った腸活に役立つホットスイーツをご紹介します。
さつま芋の腸活成分
食物繊維
さつま芋(皮つき/蒸し)には100gあたりに食物繊維が3.8g含まれています。またさつま芋に含まれる食物繊維は2種類あり、1つは水に溶けにくい不溶性食物繊維で水分を保持して便のカサを増やすことで腸を刺激して排便を促す働きがあります。もう1つは水に溶ける水溶性食物繊維で、便を柔らかくして腸の蠕動運動を促す働きがあります。この2つの食物繊維が腸内をキレイにしてくれるのです。
ヤラピン
ヤラピンはさつま芋にしか含まれていない成分で、切断面から出てくる白色の液体のことです。古くからヤラピンはデトックス作用や整腸作用があるといわれており、食物繊維と同時に摂取することで、より腸をキレイにしてくれます。
さつま芋調理の注意点
ヤラピンは身体には良い働きを持つ一方で時間が経つとべたべたしてくるという特徴があります。包丁やまな板に、ヤラピンが付いたらなるべく早く洗い流しましょう。
さつま芋と一緒に食べると腸活効果がUP!おすすめは「バナナ」
バナナもさつま芋と同様、食物繊維を多く含みます。さらにさらにバナナに含まれる食物繊維は、腸内環境に役立つだけでなくそのほとんどが消化に時間のかかる不溶性食物繊維である点も、腹持ちのよさに影響しています。
さつま芋&バナナで腸活ホットスイーツ
食物繊維が豊富なさつま芋とバナナを使ったホットスイーツです。バナナは加熱することで甘味が増します。間食にもぴったりです。
【材料】1人分
さつま芋 1/4本
バナナ 1本
バター 5g
はちみつ 大さじ1
レーズン(なくても可) 大さじ1
【作り方】
バナナを食べやすい大きさに切ります。
さつま芋を切って電子レンジ600Wで3分程度温めます。
バナナとあたためたさつま芋を耐熱容器に移して、レーズンとはちみつを加えます。
オーブントースター200℃で4~5分あたためて完成です。
※はちみつが無い場合に砂糖を使用することもできますが、砂糖ははちみつよりも焦げやすいので注意が必要です。
【参考文献】
文部科学省,日本食品標準成分表2020年版(八訂)
AUTHOR
亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。 2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、 産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。 離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
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