歌手シェール（77歳）が30年以上続けるダイエットルール｜健康のために絶対に食べないものとは？

アメリカの大御所シェール（77歳）は、長寿の遺伝子を受け継ぐ一方、長年に渡る徹底した健康的なライフスタイルの実践こそが若々しさの秘訣のようだ。

歌手シェールの家系には長寿の遺伝子が確かに備わっている。母親のジョージア・ホルトは96歳まで生き、祖母も72歳の時点で日常的に運動し、健康を維持していたという。シェールはそんな祖母から活発なライフスタイルの重要性を学び、定期的な運動を続けている。しかし、遺伝子の影響以外に、1991年にシェールが行ったライフスタイルの変革が、彼女の若々しさに寄与した可能性も高い。

32年前、シェールが雑誌「ピープル」のインタビューで、「映画の撮影中は、不健康なジャンクフードを口にしてしまい、健康的な食事選びが非常に困難になっていた」と語った。この経験から、シェールはスポーツ栄養士であるロバート・ハース氏から専門家の助言を求めた。ハース氏は、シェールが体調を整えるため、また長期的に健康的なボディを維持するための健康プランを考案。ふたりはのちに食事とフィットネスに関する共著本を出版している。

シェールが1991年当時に行った食事選択の一部：

チーズを食事から除外する：

「高脂肪の食べ物は、だるくなり、体重を増やすので、避けることにしました。乳製品は私たち人間には良くありません。チーズは体にとって最悪のもののひとつだと思います。消化がうまくいかず、ほとんどのチーズは脂肪とコレステロールが高すぎます」とシェールは雑誌「ピープル」に語っている。

牛乳の摂取を減らす：

「牛乳を飲む場合、全脂乳から脱脂乳に切り替えました」とインタビュー中に述べている。

健康的な食品を選ぶ：

シェールは白米の代わりに玄米を選んでいる。また、バナナ、パパイヤ、ネクタリンなどのフルーツで甘いものの欲求を満たしている。食事には野菜、パスタ、そしてレンズ豆、うずら豆、ライ豆、キドニービーンズなどの豆類を積極的に取り入れる。

シェールはインタビューで「最も重要なことは自分を律することです。ドラッグはしません。コーヒーを飲むことはありませんし、アルコールをほとんど摂取しないし、赤身の肉をほとんど食べないので、他の人に比べて優位に立っていると思います」と述べている。32年前に健康的な選択をし、継続していることが、77歳となった今でもシェールに恩恵をもたらしているようだ。

（歌手のシェールと年齢差40歳の交際相手のアレクサンダー・”AE”・エドワーズ（37歳）。）

何事も節度をもって

シェールが1991年に心に決めた食事は「ハーバード式ダイエット」と類似しており、果物、野菜、全粒穀物、健康的なタンパク質を優先している。ハーバード大学公衆衛生学校の栄養講師であるリリアン・チュン氏が、米CNBC「Make It」に語ったところによれば、「心血管疾患、さまざまな種類のがん、2型糖尿病などの主要な慢性疾患の予防に関して、この食事の方法は、アメリカや世界で一般的なこれらの疾患を予防するのに役立つ」という。さらに、シェールが実践するように乳製品を制限することは賢明な選択だという。チーズ、牛乳、およびその他の乳製品はお腹の膨満感を引き起こす可能性があり、痛みを伴う場合もあるからだ。カリウムやカルシウムなどのビタミンやミネラルを摂取するためにも節度をもって摂取したい。

出典：Cher stopped eating cheese in 1991: How changes to her diet then keep her healthy now at 77