伝統的なヨガが正しい?現代的なヨガは間違ってる?歴史から検証する真のヨガ

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伝統的なヨガが正しい?現代的なヨガは間違ってる?歴史から検証する真のヨガ

伝統的なヨガが正しい?新しい現代のヨガは間違ってる?5,000年も前に誕生したヨガの歴史を振り返りつつ、現代ヨガを検証。さあ、あなたはどっちをためしてみる?

にわとりが先か、卵が先か。これは堂々巡りでらちがあかない問題です。しかし、空中ヨガ陰ヨガをはじめとする新しいヨガについて考えてみたら、答えは明らかです。ただ、ヨガに不慣れな人であれば、新しいヨガと「正真正銘の」ヨガと考えられているものの区別がつかないかもしれません。ヨガを始めるとしたらどこから始めるべきなのでしょう。一部のポーズは5000年も前から行われています。だとしたら、アクロヨガで逆立ちをしたり、ブッディヨガでお尻を振ることはやめるべきなのでしょうか。

欧米は約100年前にヨガに出会いましたが、この短い期間にさまざまなヨガを試して作り変えてきました。多くの場合、すっかり異なるものに変えてしまいました。伝統的なヨガと考えられているヨガでは、アーサナは八支則のひとつにすぎません。ヨガの起源は紀元前5世紀か6世紀にさかのぼり、当初は心と精神の訓練が中核にあって、身体の訓練はひとつの要素にすぎませんでした。純粋主義者の人ならば、ポーズだけを目標としている現代のヨガには異論があるかもしれません。では、正真正銘のヨガとはどんなヨガなのでしょうか。厳密に八支則を実行している人だけが本物のヨギなのでしょうか。
ヨガの目標がヨガ(一緒になること、結合すること)にあり、その全面的な目的が自覚や意識に少しずつ近づいていくことにあるとしたら、ヨガには正しい方法も間違った方法もないことになります。

T.クリシュナマチャリア(1888-1989)について紹介します。身長は157センチ、(カースト制度の最も高い階級)ブラフミンの出身で、20世紀に最も影響力のあったヨガ指導者たちを指導したヨギです。「近代ヨガの父」と呼ばれることが多く、B.K.S.アイアンガー、インドラ・デヴィ、T.K.V.デシカチャーも師事しました。伝統的なヒンズー教を教えることに一生を費やしましたが、他に類をみないほど、ヨガの変容を恐れなかった指導者であり、それまでになかったポーズの練習を1930年代に生み出して指導していきました。今シールシャーサナ(ヘッドスタンド)とサルヴァーンガーサナ(ショルダースタンド)が重視されているのもT.クリシュナマチャリアの指導によるものですし、さらに有名なところでは、ポーズを品位の高いものに磨きあげた先駆者でもありました。

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photo by Maya Yoga Studio @yogahawaiimagazine

T.クリシュナマチャリアは生徒たちが望んだことや必要としたことを受け入れて、ヨガの練習を修正していきました。そして、プラーナヤーマ(呼吸)とアーサナを組み合わせて、ポーズを単なる準備段階ではなく瞑想に不可欠な要素にしました。最終的にはT.クリシュナマチャリアの革新的な取り組みによって、今行われている数多くのアーサナの形式が生み出されました。なかでも、アシュタンガヴィンヤサは、今アメリカで人気のあるヴィンヤサ、フロー、パワーヨガに大きな影響を及ぼしました。実際、T.クリシュナマチャリアから影響を受けていないアーサナの練習を見つけることは困難です。T.クリシュナマチャリアがいなければ、空中ヨガのリボンも、スカルプトヨガのダンベルも、アクロヨガのベースとフライヤーもなかったでしょう。ヨガの姿は今とは違ったものになっていたはずです。

Article from yogaHAWAIImagazine.com
Translated by Setsuko Mori

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