歯科医が解説!全身の健康に関わる口腔ケアの重要性と正しいケア方法|最新オーラルケアアイテムも紹介
最近歯科検診を受けていない。毎日何となく流れで歯磨きをしている。甘いものが好きでダラダラ食べちゃう。そんな方は要チェック!お口の中の乱れが身体の不調につながっているかも?そんな最新のオーラルケア事情について、ざま駅前歯科医院院長の西村先生にお話を伺いました。編集部セレクトのおすすめケアアイテムも注目!
歯科医が解説「口腔内環境」が全身の健康に与える影響とは?
虫歯や歯周病は歯の問題だけではない
オーラルケアの関心事というと、虫歯がないか、歯周病になっていないか、あるいは歯の黄ばみや歯並びなどの審美的要素か。多くの方が気になるのは、直接的に歯やお口に関連するトラブルかと思います。でも実は、口腔内の健康状態が、お口の中の問題にとどまらず全身の健康に影響を与えるということが分かってきました。歯周病が、心臓病や脳卒中、糖尿病などを引き起こす原因の1つとなりうるのです。健康寿命との関連性も研究が進んでいます。口腔内環境を整えることで全身の健康を守るためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスと、毎日のセルフケアが大切です。
歯科ドックや歯科健診を受けて自分の歯の状態を把握する
例えば心臓や脳、全身の健康状態については、定期的に健康診断を受けて確認しますよね。歯も同様に定期検診をして、口腔内の状態をチェックし虫歯のリスクを数値的に調べたり、レントゲンによって目に見えないトラブルを確認する健診を行うことをお勧めします。また、定期的にクリーニングを受けることも大切です。
自宅でのケアは、デンタルフロスや洗口液も活用して予防を徹底する
日本では1本の歯ブラシでお口全体のプラーク(歯垢)を落とす「パーフェクトブラッシング」の考え方がまだまだ根強いですが、予防歯科の先進国と言われるスウェーデンでは、歯ブラシを使ったブラッシングの他に、フロスや歯間ブラシを併用して、歯ブラシだけでは落としづらい歯垢も取り除く方法が主流です。歯ブラシだけで除去できるプラークは約60%。デンタルフロスを使うことで、約85%まで除去できるとも言われています。
教えてくれたのは…
医療法人豊貴会 ざま駅前歯科医院 院長 西村一郎先生
小児の口腔内発達から嚥下を訪問ケアまで、生涯を通してお口の健康を守るための治療や予防方法を提案。予防歯科へのアプローチや最新設備を備えた治療など、常に最先端の歯科治療を地域密着で提供している。
https://www.z-shika.com/
編集部厳選!2023年最新オーラルケアアイテム
ポーチに入れていつでもお口をクリーンに保つ|クレイド マウスウォッシュ
クレイの吸着力を生かして作られたマウスウォッシュ。ハッカ水やキシリトール、柚子のエキスなど天然成分100%。気になる臭いや汚れを絡めとりクリーンに保ってくれる。コンパクトなサイズで持ち運びにも便利。気になった時にワンプッシュ、外出先でのケアにもおすすめ。
過敏な歯を優しく磨く&舌に残る汚れを一掃|Davids ホワイトニングトゥースペースト&タングスクレーパー
天然原料のみで作られ、フレッシュミントオイルが爽やかな使い心地。センシティブタイプは、歯のエナメル質のケアに着目し、温度刺激などに敏感な歯と歯茎をケアするナノヒドロキシアパタイトを配合。歯磨き後には医療用ステンレス素材で作られた舌クリーナーで舌にのこる汚れ(舌苔)を取り除き口臭予防。
こだわりの天然成分でツルツルなめらかな歯に|NEMOHAMO
独自原料の海塩やローズマリーなどの植物エキスを配合した歯磨き粉。炭酸カルシウムの粒子を通常よりも細かく加工することで、歯の表面を傷つけずに汚れをしっかり絡めとる。ほんのり甘さを感じるスペアミントの香り。
歯間ケアもスタイリッシュに心地よく|The Humble Co デンタルフロス
ブラッシングで落としきれなかった歯間の汚れはフロスで網羅。樺の木から抽出されたキシリトールにレモンやミントの天然フレーバーが爽やかな使い心地。紙製の外箱がそのままディスペンサーになっていて、フロスの糸をコーティングする素材にも天然のキャンデリラワックスを使用し、環境配慮にも徹底しているフロス。
AUTHOR
小熊歩果
美容ライター/漢方養生指導士。漢方・アーユルヴェーダ・アロマ・メディカルハーブなど様々なホリスティックビューティーを学ぶ。NATURAL&CLEANなコスメが得意領域。コスメコンシェルジュ・化粧品成分スペシャリストの資格も保有。5歳男子の子育てにも奮闘中。
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