【日焼け止め】使い過ぎには要注意!?日光で作られるあの大事な栄養素と体の関係

 【日焼け止め】使い過ぎには要注意!?日光で作られるあの大事な栄養素と体の関係
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7月に入って、夏本番になってきました。日差しも強く、日焼けが気になって日焼け止めを使っている方も多いと思います。ですがその日焼け止め、使い過ぎると身体に重要なある栄養素の合成をストップさせてしまうんです。

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日を浴びる事で作られるビタミンD

「日焼け」はシミの原因や肌の老化を招く原因になるため、夏のように日差しがとても強い季節は、なるべく日焼け止めを使ったり日傘や屋内で過ごすようにしている方も多いですが、日を浴びる事で「ビタミンD」という非常に身体に大切な栄養素が作られます。

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ビタミンDはお肌に存在するコレステロールに、太陽の紫外線(UVB)が当たることによって合成されます。

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ビタミンDと体の関係

ビタミンDは、食事由来のカルシウムの吸収を促進させて、骨の健康維持に関わるだけでなく、筋力の維持免疫力の調整血糖値の調節、更にはうつヤル気といったメンタル症状にも非常に深い関わりがあることが分かっています。

また、ビタミンDの作用する受容体は、全身の至る所に存在しており、私たちの身体になくてはならない栄養素ということが分かります。

特に美白をめざしている女性やシミが気になる方は、日焼け止めのこまめな使用などで、日焼けを過剰に防いでしまうと、同時に「ビタミンDの合成も防いでしまう」という事を知っておかなければいけません。

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現代人のビタミンD不足に注意

連日30℃越えの異様な暑さが続いていたり、リモートワークが広まった事もあり、外出もあまりせず室内で一日を過ごしがちな現代人の多くは、知らず知らずのうちにビタミンD不足になっています。欠乏症レベルの方も決して珍しくないのです。

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健康診断ではA判定だけど、体の不調やメンタルの上下があって原因も分からない・・・という場合はビタミンDの不足を一度は疑ってみてよいかもしれません。(採血で血中濃度を測定することもできます)

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日焼けが気になるけど、ビタミンDも大事!

不調も怖い、とはいえ日焼けによるお肌のトラブルも怖い~(泣)という場合は、ビタミンDのサプリメントや、ビタミンDの多い食品鮭や鰯やシラスなど)を気がけて食べることで結かなり補えますので活用しましょう。

ビタミンDサプリメントは安価で粒も小さく飲みやすいものが多いです。鮭は一切れで1日分のビタミンDを十二分に補えるくらい優秀な食材でもあります。日焼け止めを常用されている方は、ぜひ気がけて取り入れてみて欲しいですね。

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ビタミンD不足は中々病院で指摘される事がなく見つけにくいのですが、割と身近に起きやすいです。お肌の事を気に掛けるあまり、全身の健康やメンタルを損なっていた・・・なんて事にならないよう、ぜひ、ビタミンDと体の関係を知っておき、身体と心の健康を維持していきましょう。

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立山貴美恵

立山貴美恵

6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。



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