栄養がないと思われがちだけど…知ればもっと好きになる!もやしの意外な栄養とは|管理栄養士が解説
もやしは全体が白く一見地味で栄養も少ないイメージの野菜の印象を持っている方も多いのではないでしょうか?実はもやしは思っている意上に栄養素がしっかり含まれている野菜です。そんな身近な食材であるもやしの魅力を管理栄養士が詳しく解説します。
もやしってどんな食材?
もやしは食物の種を発芽させて栽培をする発芽野菜の一種です。
発芽をさせる時に日光は使用せず、暗所で発芽をします。
主に「もやし」として使用する食材は3つあります。緑豆・黒豆・大豆を主に日本では使用しています。
また、ブロッコリースプラウトやカイワレなどの野菜も発芽野菜ですが、
ブロッコリースプラウトなどは日光を利用して発芽するという違いがあります。
もやしはどんな栄養が入っているの?
もやしで主に摂取できる栄養素をご紹介します。
食物繊維
もやしには100g中1.3g含まれています。
食物繊維の中でも不溶性食物繊維が豊富で私たちに不足している栄養素の1つでもあります。不溶性食物繊維は腸の中で繊維部分に水分を含み腸の中で膨らみます、その膨らみが腸の中を刺激して便通に促されます。
カリウム
体内で余分な塩分を排出する働きのあるカリウムも含まれており、むくみや血圧が気になり始めている方には積極的に取り入れていただきたい栄養素になります。
カルシウム
カルシウムは乳製品のチーズやヨーグルトをイメージしている方も多いと思いますは、実はもやしにも含まれています。
成人の体内のはなんと1Kg程度含まれており、私たちの体の中でも最も多い量のミネラルです。
骨だけではなく一部は血液や筋肉など、出血予防にも必要とされています。
ビタミンC
ビタミンCも酸味の多い果物の多く含まれる印象がありますが、もやしにも含まれています。ビヤミンCは鉄分の吸収のサポートをしたり、肌の健康維持にも欠かせません。
含まれているビタミンCの量は100g中8mg程度、レモン半分程度の量がもやしには含まれています。
もやしの栄養は鮮度も大事!
もやしは野菜の中でも冷蔵庫の中でも2日程度で傷みやすい食材です。
野菜のビタミンCなどは鮮度が落ちるほど減少すると言われています、もやしの栄養をしっかり取り入れるためにもスーパーで購入してはらはなるべく早く食べることがおすすめです。
まとめ
もやしのいままでのイメージとは違い、食物繊維やビタミン、ミネラルなどたくさんの私達の体に重要な栄養素が含まれているのがわかりましたね。
もやしは野菜の中でも安定してお手頃な価格の野菜の代表です。
栄養素があることがわかり、様々なメニューを挑戦していきたいですね。
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
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