無理なストレッチしていない?【かえって逆効果になってしまう】5つのNGストレッチパターンとは

 無理なストレッチしていない?【かえって逆効果になってしまう】5つのNGストレッチパターンとは
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Ayaka
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2023-02-25

毎日ストレッチをしているのに体を痛めてしまった、または全然柔らかくならないという経験をされたことがある方多いと思います。今回はついついやってしまいがちなストレッチのNGパターンについてご紹介します。

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そもそもストレッチの目的って?

ストレッチ
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ストレッチには「伸ばす」という意味があります。ストレッチの目的は大きく分けて2つあります。

1つ目は関節の可動域を広げること。年齢を重ねたり、同じ姿勢を取り続けると筋肉が硬くなってしまい血流が悪くなることによって痛みが生じます。ストレッチを行うと関節の可動域が広がって日常生活の動きがスムーズになったり、血流がよくなることによって痛みが改善します。

2つ目は怪我の予防です。筋肉が硬い状態で一気に動かすと関節や筋肉、骨に負担がかかってしまいます。運動の前後でストレッチを行えば怪我を予防する効果があります。

逆効果になってしまう5つのストレッチパターン

ストレッチの方法を間違えると、筋肉が損傷してしまったり、逆効果になってしまったりする場合があります。これから紹介する5つのNGパターンに当てはまっていないか確認してみてくださいね。

長時間、伸ばしすぎる

NGストレッチ
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筋肉を伸ばしすぎることを「オーバーストレッチ」と言います。筋肉を引き伸ばしすぎると組織が損傷してしまう場合があります。長時間ストレッチをし続けたあとにしばらく伸ばした箇所が痛くなってしまうことがありませんか?その場合は「オーバーストレッチ」になってしまっている可能性があります。
ストレッチは「イタ気持ちいい」範囲で1回あたり、20~30秒行うと良いと言われています。

反動をつける

NGストレッチ
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時間をカウントしながら反動をつけて行うストレッチはやったことがある方がほとんどだと思います。しかし、筋肉には「防御性収縮」という性質があります。簡単に説明すると、筋肉がある一定以上の強さで伸ばされると組織が損傷されないように反対に縮むことによって筋肉を保護する性質のことです。
反動をつけてストレッチを行うと、筋肉が瞬間的に引き伸ばされることによってこの防御性収縮が起きてしまいます。
ストレッチを行う際には反動はつけずにゆっくり徐々にストレッチを深めるようにしましょう。

正常の可動域を超えてしまう

開脚ストレッチ
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関節には「正常可動域」というものがあります。つまり、関節が柔らかすぎるのも身体にとっては悪影響なのです。特に正常可動域を超えてしまいやすいのが股関節です。
股関節の開脚の正常可動域は左右合わせて90度です。180度開脚を目指す方が多いのですが、本来はその半分で十分なのです。

息を止めてしまう

NGストレッチ
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ストレッチをしていると息を止めて痛みを我慢してしまう方がいるのですが、これはNGです。筋肉の性質上、息を吐くときに緩むようにできているので呼吸を止めると全身に力が入ってしまいます。
できるだけ細く長く息を吐くことを意識しながらストレッチを行いましょう。

怪我をしたばかりの箇所のストレッチをしてしまう

怪我
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肉離れや筋肉の損傷が起きている箇所のストレッチを行うことは避けましょう。
炎症症状などがある場合、ストレッチを行うことによってさらに痛みが強くなってしまう可能性があります。怪我をしたばかりの箇所はまずは安静にしたり、場合によっては冷やしたりテーピングなどで保護することが一番大切です。

動画で確認してみる

 

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Ayaka

Ayaka

医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。



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