【年末年始の暴飲暴食対策に】白髪改善にも有効？！偏りがちな食事に加えたい「モリンガ」のすごい効能

近年スーパーフードとしても注目されている「モリンガ」をご存知でしょうか。インドの伝統医学アーユルヴェーダで「300の病を防ぐメディカルハーブ」とも言われているモリンガ。

アフリカやインドネシアでは古くからエネルギーの高い木として食用されている他、旧約聖書にも浄化作用のある植物として書かれ、クレオパトラも注目していたという記述が残されるほど、その効能は古くから伝えられています。

モリンガは、葉を微粉したパウダーを始め、お茶やタブレットとしても世界中で販売されています。

モリンガと腸内環境の関係

何かと忙しい師走。バランスの良い食事が取れなくなったり、夜遅くに食べてしまったりする機会が増えると栄養が偏り、腸内では悪玉菌が増え、腸内環境が悪くなります。

腸内環境が悪くなると、便秘や下痢など腸の調子が悪くなったり、自己免疫力が低下し、疲れやすく体調を崩す原因にもつながります。食べ過ぎた場合は断食などの方法がありますが、栄養不足の場合は栄養を摂取する必要があります。場自炊する時間もなく、外食でバランスの良い食事をするのは思っているよりも難しい…、そんな時にできるだけナチュラルな補助食品を摂りたい方にもお勧めなのがモリンガです。

モリンガの効能

90種類以上の栄養素が含まれるとも言われるモリンガの栄養素を一部ご紹介します。

アミノ酸　発芽玄米の10倍
鉄分　プルーンの82倍
ビタミンA　ほうれん草の13倍
ビタミンB1　豚肉の4倍
ビタミンB2　真いわしの50倍
ビタミンE　卵の96倍
ビタミンC　オレンジの7倍
ポリフェノール　赤ワインの8倍
カロテン　人参の3倍
亜鉛　にんにくの7倍
食物繊維　ゴボウの5倍
葉酸　ほうれん草の4.6倍
カルシウム　牛乳の16倍

その他、13種類以上のビタミン／19種類以上のアミノ酸／7種類以上の必須ミネラルなども含まれています。また、私たちの身体では生成されず、食べ物の栄養から吸収しなければならない「必須アミノ酸」。必須アミノ酸は全部で9種類あり、それらを食べ物から摂るには色々な種類の食べ物を摂る必要がありますが、モリンガにはその必須アミノ酸がすべて含まれています。

白髪ケアにも

白髪の原因のひとつが栄養不足。
中でもチロシンと呼ばれるアミノ酸は白髪予防にはとても大切な栄養素です。

チロシンにはタンパク質の合成が必要なため、タンパク質も意識的に摂る必要がありますが、モリンガにはそのチロシンとタンパク質、その他白髪ケアには大切なミネラルやビタミンが豊富で、今注目を浴びている白髪ケアのひとつです。

摂り過ぎに注意

モリンガは栄養素が多く含まれている分、急に取り過ぎてしまうと東洋医学で言う「好転反応」が起こる恐れがあります。好転反応とは、症状が悪かった人が急に良い方へ転ずる時に起こる、一時的な身体の不調のこと。

マッサージや断食など身体に取って良い作用が働いた時や、風邪を引いて熱を出している時など、不純物を体外に出そうとしてる時に起こるような作用で、身体に取っては良い症状ですが、一時的な身体の怠さや不調を伴う恐れがあります。長く続くようでしたら、摂取する量を減らしたり様子を見て少量から始めてみましょう。

モリンガは、インド・アフリカ・フィリピン・インドネシアなどが産地として知られていますが、日本でも沖縄や九州など比較的暖かい地域でこだわりのモリンガが生産・販売されています。

無農薬栽培も多くされているのも特徴のモリンガ。パウダーはヨモギのような青汁のような「葉」の味、お茶は癖がなく飲みやすい風味です。調理が苦手な方はタブレットやお茶で、パウダーはカレーやスムージー、ホットケーキに加えるなどすると食べやすく、ドレッシングに加えたり、抹茶塩のような調味料として使用したり、ホームベーカリーなどのパンを作る際に混ぜるのもおすすめです。

気になる方はぜひ一度試してみてください。