7割がタンパク質、吸収効率9割。注目の植物性タンパク質「スピルリナ」とは?

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7割がタンパク質、吸収効率9割。注目の植物性タンパク質「スピルリナ」とは?

松田 真紀
松田 真紀
2022-01-03

「スピルリナ」をご存知ですか? その高い栄養価と効果とともに、培養に水を多く必要としない「サステナブルな食材」としても注目されており、NASAとJAXAが共同で食糧難対策のための研究を行っています。 古代の植物との言われる藍藻類、その生命力で、現代人の健康や美容に優れた効果があります。スーパーフードともいわれる理由とは?

「スピルリナ」ってなに?

スピルリナは、「最古の植物」ともいわれる藍藻類の一種。主にアフリカや中南米の熱帯から亜熱帯地方、塩湖であるアラビア半島の死海などに多く生息しています。

灼熱の時代と氷河期を生き延びてきたスピルリナは、生命力が強く、現代人の健康や美容に効果的な栄養素が豊富。ダイエットや生活習慣病にも効果を発揮します。

その高い栄養価と効果とともに、培養に水を多く必要としない「サスティナブルな食材」としても注目されており、NASAとJAXAが共同で食糧難対策のための研究を行っています。

「理想の植物性たんぱく質」7割がタンパク質!吸収効率9割!

成分の60~70%がタンパク質。さらに、人体では合成されない必須アミノ酸をすべて含む「理想的なタンパク源」。消化吸収率が95%といわれ、無駄がなく栄養素が体内にスムーズに吸収される特徴を持っています。物性タンパク質でありながら、動物性タンパク質に劣らない質と量を兼ね備えています。植物性のタンパク質なので、腸に負担をかけず、動物性タンパク質を控えたい人や、ベジタリアン、ヴィーガンの人にもおすすめ。

βーカロテンほうれん草の70倍。食物繊維、ビタミンB群、ミネラルも豊富

免疫力を高める抗酸化物質「βーカロテン」は、ほうれん草の70倍! 腸を整える食物繊維、代謝を司るビタミンB群やミネラルも豊富に含んでいます。

「スピルリナ」の栄養、効果

腸活・ダイエット

体を温め、血流促進するβカロテンやビタミンEの相乗効果でダイエットに必須の「タンパク源」としておすすめです。食物繊維が便通をよくし、必須アミノ酸が脂肪燃焼酵素・リパーゼの働きを活性させることで基礎代謝を高め太りにくい体に。

免疫力アップ

スピルリナの摂取によってリンパ球が活性化し、免疫力が高まる効果が期待。疲れやすい人の日々の体調管理に有効。

抗酸化・抗炎症・老化予防

新陳代謝が促進する核酸が老化予防につながるほか、損傷した遺伝子を修復するなど身体の調整に効果的。ほうれん草の70倍といわれるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質が、老化の原因である活性酸素を予防。

二日酔い予防

葉緑素の血液中の毒素を清浄化する働きで、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドや、アレルギーに関係するヒスタミンなどを無毒化。

貧血予防

色素の葉緑素は「緑の血液」ともいわれ、貧血に効果が期待。 赤血球や核酸の働きに関係するビタミンB12も豊富で相乗効果を期待。ビタミンB12は通常、牛レバーなどに多く含まれる栄養素で、植物性食品では大変貴重です。

飲み方・タイミングは?

朝の貴重なタンパク質として取り入れやすいスピルリナ。ヨーグルト、プラントベースミルクと一緒に。

朝からタンパク質を摂り入れると、ダイエットに重要な体内時計を朝型にしてくれます。また、筋力合成や脳のスイッチを入れる役割や、血流促進、貧血予防効果もあるため、欠食しがちな朝に摂取することで1日の体調を整えてくれるうれしい役割。また、朝は体内の老化物質が増えているタイミングなので、抗酸化作用の観点からも有効です。

クロロフィル特有の苦味があり、青汁に近い味。ヨーグルトと一緒に食べると、腸活効果がアップ。植物性ミルクの、豆乳、アーモンドミルクとも相性が良く、豆乳の大豆イソフラボン、アーモンドミルクのオレイン酸とスピルリナに含まれる抗酸化栄養素との相乗効果で抗酸化作用が高まります。

巷では、溶けやすくなった粉末タイプが充実。ドリンクやスイーツなど活用の幅は広がりそう。

プラントベースのたんぱく質をお探しの方、ぜひお試しください!

AUTHOR

松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。

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