ポリフェノールが通常のそばの120倍?管理栄養士が語る「韃靼そば」(苦そば)のパワーとは
健康食として知られる「そば」中でも美容成分ポリフェノールが通常のそばの120倍といわれるのが「苦そば」として知られる「韃靼そば」。血流促進のケルセチンも豊富なんです。
近年注目のグルテンフリー健康食「そば」
古くは縄文時代から食べられてきたとされているそば。
小麦などの穀類と比べ、たんぱく質、ビタミンB郡やカリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富で、疲労回復や二日酔い予防など、中国では古くから健康食として扱われてきました。グルテンフリー、比較的血糖値が上がりにくい点からも、近年注目されています。
そばの中で注目株「韃靼そば」
美容成分ルチンが120倍の ”苦そば”
「苦そば」と呼ばれることもあるのが「韃靼そば」。韃靼そば(苦そば)、その健康効果によって注目が集まっています。
特徴は、ポリフェノール「ルチン」が、一般的なそばの約120倍。このルチンの働きで血管の若返り、動脈硬化や糖尿病予防に加え、ビタミンCの吸収促進によるシミ・シワ・タルミなど肌の老化予防も期待されています。
「ねぎ・大根おろし」たっぷりでさらに効率アップ
このルチンはビタミンCと同時に摂取するとさらに効率的。ねぎや大根おろしなどの薬味と一緒に食べるとさらに効果的。
苦味は血液サラサラ成分「ケルセチン」
苦味の正体は、玉ねぎで知られる血液サラサラ成分「ケルセチン」。ルチンは茹でることでケルセチンに変化。血管の若返り、血圧抑制に。
「そば湯」も忘れず!
中国医学においてそばは、体の余計な熱を取り除き、胃を健やかにすると言われています。胃を冷やし過ぎれば代謝低下につながります。そこで飲んでほしいのがそば湯。そばのゆで汁であるそば湯は、水溶性のルチンが溶け出した栄養の塊。栄養を効率的に吸収できます。栄養を逃さない意味でも、体を冷やし過ぎないためにも、最後のそば湯はぜひ楽しみたいもの。
手軽に取り入れやすいのは「韃靼そば茶」
韃靼そばの栄養効果を効率的にチャージできる便利アイテムが「韃靼そば茶」。水分にすることで体内への吸収効率がよく、韃靼そば茶を飲用することで血流がよくなることも確認されています。ノンカフェインで夜でも安心して飲むことができます。韃靼そば茶を使ったオススメメニュー「冷やし茶漬け」
いつものお茶漬けを韃靼そば茶飯にかえるだけ。「冷やし」茶漬けにすることで、ご飯の糖質がレジスタントスターチにかわり、血糖値の急上昇を抑えてくれます。代謝を高める効果があり、ダイエット中や小腹が空いた時や夜食にもぴったり。また、そばには肝機能をサポートの一面もあるので、お酒が好きな方にもどうぞ。
いかがでしたか?美肌を期待して「韃靼そば」をぜひ。お茶から試すのが、オススメです。
AUTHOR
松田 真紀
1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。
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