【罪悪感なき体に優しいおやつ】管理栄養士が語る「栗」の魅力|乾燥&骨粗鬆症&風邪の予防になる?

 【罪悪感なき体に優しいおやつ】管理栄養士が語る「栗」の魅力|乾燥&骨粗鬆症&風邪の予防になる?
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松田 真紀
松田 真紀
2021-12-28

秋冬の味覚、栗。漢方では寒い季節の健康を維持する「体を温める食材」です。冬時期の免疫力を高めるだけでなく、乾燥肌、美肌にも。また、マンガンが豊富で骨粗鬆症予防にも!

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体を温める食材「栗」

栗は「ナッツ」と同じ種子類。漢方では体を温める食材。体を内側から温めることで代謝を促進、免疫力アップ、ダイエットなど、あらゆる不調予防に嬉しい食材。ひと粒に食物繊維や代謝アップミネラルが豊富なダイエットに必要な栄養を含んでおり、バランスのいい美容食材として知られています。

欧米では、小麦がわりの「グルテンフリー食材」としても大人気!

健康意識の高いヨーロッパでは、そば粉のように小麦の代わりに「栗の粉」を使った有機栗粉のクラッカーやお菓子、パスタなどに用いられています。「グルテンフリーパウダー」としても人気です。また、人気の理由は、嬉しい健康美容効果にあります。

骨粗鬆症予防にも。代謝を促す「マンガン」

栗は注目のダイエットミネラル「マンガン」が豊富。タンパク質や炭水化物、脂質などの消化酵素の構成成分として代謝を促す効果も!。さらに、骨を形成するために必要な成分でもあります。まさに更年期の悩みに応える食材!

黄色い果肉の秘密は

栗の果肉の黄色は、カロテノイドのルテイン。抗酸化成分としてアンチエイジング効果が期待。栗のビタミンCは、でんぷん質に包まれているため、熱に強い特徴が。さらに食物繊維も豊富、肌寒くなる時期の風邪予防、美肌に嬉しい成分がたっぷり。

コンビニでも買える「甘栗」は、無着色、無添加!

手軽な甘栗。栗は焙煎することで自然の甘さがでるため、実は無着色・無加糖・保存料不使用がほとんど。ごはん(GI値95)や小麦に比べると血糖値があがりにくい低GIの食材で、サツマイモ(GI値55)に次ぐ「罪悪感のないヘルシーおやつ」として注目されています。小ぶりのタイプを選べば食べすぎ予防にもなります。

超カンタンバランスご飯に「甘栗ご飯」

栗ご飯
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人気の秋のごちそう「栗ご飯」。甘栗と白米、昆布茶を炊飯器に入れて炊くだけ!超カンタンにできます。
白米だけを食べるよりも栗に含まれる代謝促進のミネラルなど美肌、健康に必要な栄養素をチャージできるバランスメニュー。更年期対策や寒くなる季節の風邪予防にもぴったりです。お試しください!

 

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AUTHOR

松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。



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