【シミや肌荒れ・お肌トラブルを予防】外からケアより重要な栄養素と「40代からの老けない食べ方」
年齢を重ねてくると、以前は気にならなかったお肌のシミを見つけてしまったり、肌荒れが出やすくなることがあります。実は、そのお肌トラブルにある栄養素の不足や食事の食べ方が関係している事が多いのです。
シミの原因に貧血や鉄欠乏ってあまり知られていない
シミができてしまうメインの原因は紫外線ですが、同じように、紫外線をあびていてもシミができやすい人、出来にくい人がいます。その違いは一体何かというと皮膚細胞の再生能力の違いです。この皮膚再生能力=ターンオーバーに関わるのが「鉄」です。
鉄が体内で不足すると血液中のヘモグロビンが少なくなり、お肌への酸素供給量が減って、エネルギーが不足するため、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が低下してシミができやすくなります。
恐ろしいことに、貧血や鉄不足だと血色や顔色が悪くなり、疲れやすさや息切れ等が出るだけでなくシミまで出てしまうんです。
肌荒れとも関係する鉄不足
肌荒れ、吹き出物も鉄不足にが関わっています。鉄はコラーゲンを作る際の欠かせない材料の一つです。ビタミンCやタンパク質と同じくらい、肌を考える上で気にかけたい栄養素なのですが、どうしても見逃されがちです。
かつ、女性は生理や出産で鉄を大きく失いますので必ず!必ず!(大事なので2回言います)意識して摂りたいですね。鉄が取れるのはなんといってもレバー!です。他にはカツオ、赤身のお肉、小松菜、納豆、あさり、色の黒いもの(キクラゲ、ひじき)などもオススメですね。
血糖値のスパイクがシミや肌荒れと関係
例えば、お昼にうどんとおにぎりや、ラーメンにチャーハン、サンドイッチにメロンパン、などの炭水化物×炭水化物の組み合わせを食べていませんか?
炭水化物ばかりの食事をすると「血糖値」が急に爆上がりして身体のサビ(酸化)やコゲ(糖化)の元になります。
加えて、急激に上がった血糖値は、その後急激に下がる血糖値スパイクが起こってしまい、同じく身体のサビを増やす要因になります。また、甘い物を沢山食べた時も同じ事が起こります。特に空腹での甘い物は本当に気を付けたい。
血糖値スパイクの分かりやすい症状としては、食後すぐの眠気やだるさ、食後1~2時間後の動悸、そわそわ、冷や汗などがありますので観察してみてください。隠れスパイク起こしてる方、実は多いんですよ~。
身体のサビやコゲを起こしてしまう血糖値スパイクを防ぐ食べ方は、「ご飯、汁物、野菜、お肉やお魚」といった定食スタイルで「腹八分目」に食べることがポイントです。
お肌がきれい、それだけで気分が上がりますよね。女性は特に不足しやすい「鉄分」や「血糖値スパイク」が肌トラブルに関係している事を知って、ぜひ美肌をゲットし維持してくださいませ。
AUTHOR
立山貴美恵
6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。
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