【体の柔軟性がみるみる変わる！裏技ワーク】関連部位を刺激して背骨の柔軟性をアップ「手指ほぐし」

体の連動性に目を向けて関連部位を刺激

体は各部位が連動し合っているため、硬い部分とつながっている指や舌などの「関連部位」を刺激すると力みが取れて柔軟性が 。これが裏技ワークの考え方です。「ベースは沖ヨガの教えで、生命の働きを本来の状態に戻すには、全体を見てアプローチするという特徴があります。また、東洋の人体観にはエネルギー(気)が流れるツボや反射区などがあり、関連があるところを刺激すると効果があると考えます」(鈴木伸枝先生)
裏技ワークは即効性がありますが元に戻りやすい一面も。柔軟性を保つには、ゆるんだところでストレッチ効果のある柔軟性ヨガを行い、脳に本来の筋肉の長さをインプットさせることが大切です。

ねじりが変わる裏技ワーク

お手本

①足の中指ほぐし

ツイストが深まらない理由は背骨にあり、なかでも関わりが大きいのが第3腰椎。その第3腰椎と関連する足の中指をほぐすことで、ツイストの可動域に変化が表れます。

長座で右膝を曲げて、左腿に足首をのせる。右手で右足の甲を支え、左手で右中指を持って左右に回し、次に爪まわりをもみほぐす。最後に根本から指先ま で引っ張りパッと離す。10秒×2セット。反対側も。

爪まわりをもんで痛いところがあれば、その部分を重点的にもみほぐしていく。

②手のひらの中心を押す

第3腰椎はおへその裏にあります。そこで、おへその関連部位である手のひらの真ん中を刺激しましょう。裏側に位置する第3腰椎にもアプローチされ、ツイストがスムーズになります。

刺激する場所は手のひらの真ん中の少しへこんだ部分。ここを反対の指で軽く触れてツイストしてみると、それだけで可動域が変化します。

左手の甲を右手で支え、中心を右親指の腹でプッシュ。その部分を柔らかくほぐすように。10秒×2セット。反対側も。

ねじりが変わる柔軟性UPヨガ

ワニのポーズ

仰向けのリラックスした状態からねじり、第3腰椎に備わっている本来の可動域を取り戻しましょう。呼吸は止めず余分な力を抜いてリラックスして行って。

仰向けになり右手は手のひらを上にして肩の横。右膝を曲げて膝を左に倒し、左手で右膝を軽く押さえる。両肩が浮かないところで30秒。反対側も。

#ヨガジャーナルフレンズが試してみました！

Before
「背骨の動きがロックされている感じ。顔と首だけで無理やりねじってしまい、上半身をツイストしている感覚はなし」

After
「肩・背中・腰まで広い範囲を使ってねじる感覚を初体験できて、真後ろの景色が見えました。呼吸も楽にできます」

やってみよう

手指をほぐすと体がゆるむ
「手」は全身の関連部位が集まる場所。背骨は中指、腕は人差し指と薬指、脚は親指と小指に。また手の甲は背中側、手のひらはお腹側に対応。ポーズ前に該当する部位をほぐして、変化を感じてみて!

教えてくれたのは...鈴木伸枝先生
「自分を生かすYOGA」をモットーに、東京と奈良を拠点に心と体をベストコンディションに導くヨガを指導。平日は毎朝インスタグラム(@nobue.style)からヨガクラスを配信しヨガを気軽に日常生活に取り入れる機会を提供。

白のトップス¥6,380、中に着た白のブラトップ¥6,050、グリーンのトップス¥10,450、グリーンのボトムス¥14,300、ベージュのボトムス¥9,900/すべてダンスキン(ダンスキンビューティフルシングスシブヤヒカリエシンクス 03-6434-1672)