今の仕事は、あなたにとって天職?ヨガ的キャリアの積み上げ方

 今の仕事は、あなたにとって天職?ヨガ的キャリアの積み上げ方
PIXTA
伊藤香奈
伊藤香奈
2018-05-15

あなたの今の仕事は「天職」ですか?本当に自分が輝く仕事に就きたいと思っていても、何が自分に合っているのかわからないという人もたくさんいるでしょう。そんなあなたに、ちょっとだけ前向きになれるかもしれないヨガ的キャリアの積み上げ方のアドバイスをお届けします。

広告

続けることも能力。でも辞める勇気も必要

ヨガレッスン中、「つらい人は、いつでもチャイルドポーズでお休みしましょう」と言われることがありますが、あなたは本当につらくてお休みしたことはありますか?「休みたいけど恥ずかしくてお休みできない」「サボらないでなんとか頑張らなきゃ!」と思って、ついつい頑張ってしまっていませんか?一見、頑張っている=すごいことかもしれませんが、別の見方をすると、ヨガの本来の目的である「自分の体の声を聞く」「自分を内観する」という目的はまったく果たされていない!!ということに、気づいているでしょうか?仕事にしても、あなたが仕事をする本来の目的は何か、もう一度丁寧に見つめ直してみましょう。ただただ目の前の仕事を頑張ることに集中しすぎて、本来の目的を見失っていることがあるかもしれません。

●お金を得るために仕事をしている!

→お給料がなかなか上がらない会社で、いつまでも働いていることは、本来の目的を果たしていますか?

●自己実現のために仕事をしている!

→あなたらしく働ける環境にいますか?表現したい自分は、出せているでしょうか?

●社会の役に立ちたい!

→今の仕事にやりがいを感じていますか?誰の役に立っているか、見えていますか?

目の前に書類の山ややらなきゃいけないタスクがたくさんあると、「こなすこと」が目的になってしまい、本来の目的を忘れてしまいがちになってしまうものです。そんな時は、無理やりにでもチャイルドポーズをとるように、いったん休憩を入れてみて。休暇を取ってみてもいいし、あまりにも自分が見えていない時は、仕事を辞めて考える時間をゆっくりとるのもいいでしょう。無理して続けると、ヨガと同じくケガを招くことになりかねません。

自分との対話は、根気よく続けて

たとえチャイルドポーズをとったとしても、難しいポーズにチャレンジしたとしても、呼吸はコントロールし続けるのがヨガの練習。仕事でいえば、たとえ忙しくとも、自分の体との対話は根気よく続けていくことを意識してみましょう。やりたいことを見つけるための自分との対話のコツは、どれだけ小さな仕事でも「この仕事のどんなところが好き?」「どんなところが苦手に感じる?」と自分に質問してみること。例えば「全般的に数字を扱うことは苦手」と思い込んでいても、実は細かく見ていくと、その中にも好きなことと苦手なことが見えてくることがあります。おなじみのトリコナアーサナ(三角のポーズ)でも、普通のトリコナアーサナと、パリブリッタトリコナアーサナ(ねじった三角のポーズ)では、まったく似て非なるもの。難易度も使う筋肉も全然違いますよね。根気よく&細かく、自分の好きなことや得意なことを見つけていくと、その道の先に「天職かも」と思える、本当にやりたいことが見えてくるかもしれません。

ヨガのポーズにしても、呼吸にしても

ヨガからの学びは、すべて生活に活かして考えることができます。あとは、あなたがどう考え、どう実践していくか次第。仕事にも、ヨガの学びを上手に取り入れていきたいですね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告