「洋服を譲ってもらったけれど…」古着を長く愛用するために知っておくと便利なお手入れ方法
おしゃれを楽しみたい時には、古着は貴重なリソースになります。ヴィンテージや古着は適切な手入れをすれば、あなたのワードローブのニーズに応えてくれるはず。今回は、誰かから譲り受けた洋服を長く愛用するためのお手入れ方法をご紹介します。
ヴィンテージと古着の違いとは?
ヴィンテージとは、少なくとも20年以上経ったものを指します。つまり、そんなに(筆者にとって)昔と思えない1990年代のものはヴィンテージということになりますね。古着(セカンドハンド)はそれほど時間が経っていないものの、以前に所有または着用されたことのある洋服を指します。
以前、海外のWebサイトで「ヴィンテージアイテムは長持ちしないので、すぐにボロボロになってしまうという」という面白い記事を見つけたことがあります。実際、古着は品質が劣る可能性が高いですが、ヴィンテージの大半(特に1980年代以前)は、現在の多くの新品よりも構造的に健全であることが多いです。
最近では、新品の品質が悪くなっただけでなく、化学物質の使用量も増え、新品の買い物による健康被害がさらに危険になっているという説も段々と浮き彫りになってきました。例えば、ホルムアルデヒドはカビやシワを防ぐためによく使われますが、肌荒れや、癌との関連も指摘されています。
裏を返せば、購入前に有害な化学物質で殺菌しなければならないという考えを捨てることは、私たちの消費方法をポジティブに変える第一歩。そして愛着のあるものを大切に使うことは、環境にも健康にもよいことなのです。
ここからは、ヴィンテージや古着をこれからも長く愛用するためのおすすめのステップをご紹介します。
ヴィンテージと古着を長く愛用するためのステップ
1. お店を吟味する
あなたが古着のプロであっても、古着初心者であっても、良質で安全な古着を見つけるための第一歩は、古着を提供する小売店を吟味すること。
ヴィンテージブティック、オンライン古着屋、個人商店の多くは、独自の徹底した審査を行っていますが、古着のセレクションを吟味する際に、丁寧に問い合わせることは決して損にはなりません。
一方で、しかし、大規模な中古品チェーン店でのお買い物の際は要注意が必要。大型なので品揃えが豊富であるため、ミスも起こりやすい傾向にあります。
2. ダメージやシミがないか注意深くチェック
購入時には、まず気になる大きなシミや穴、生地が伸びすぎていないかなど、目立つ傷がないかを確認しましょう。大きなシミや穴、生地が伸びすぎているなど、明らかな傷みがある場合は、その場で確認することをおすすめします。また、修理や仕立て直し、補修が可能かどうか、長期的な手入れが必要かどうかも検討する価値があります。
そして、ニオイの確認も重要。洋服が不快な臭いを発しているかどうかは、あまり近くで見る必要はありませんし、その洋服が適切に洗濯されたものか、それとももっと永続的な香りなのか、すぐに分かるはずです。
最終的な判断は、あなた次第。もちろん、どんなアイテムであっても不完全である可能性が高いですが、それは必ずしも前の所有者のケアが不十分であったことを示すものではありません。シンプルににその服がよく使われていたことを示している場合が多いのです。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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