【自律神経スイッチの入れ方】春のだるさを吹き飛ばす!簡単「乱れた自律神経を整える方法」

 【自律神経スイッチの入れ方】春のだるさを吹き飛ばす!簡単「乱れた自律神経を整える方法」
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半田葉子
半田葉子
2022-04-05
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(3)交感神経とは

「活動」「興奮」「刺激」「緊張」「運動」「ストレス」「収縮」「抑制」など

いわゆる【ONの状態】の時に優位になる神経です。日中の私たちはそのONの状態であり、活動的になります。

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その他交感神経は、脳血管や末梢血管などを収縮させ、心拍数が上がり、汗を分泌して体温を下げたり、鳥肌を立て体に熱を発生させる働きなどがあります。交感神経が優位の時は、活力にあふれバイタリティがあり、脳も活性化してフットワークが軽く日中の活力源になることでしょう。

その反面、消化の抑制や排便や排尿を抑制させるため、忙しいと消化不良をおこしたり、トイレに行く回数が自然と少なるなったり便秘になりがちになります。また、極度の「興奮」や「緊張」や「ストレス」は緊張性頭痛過呼吸を招いたり、過度な血管の収縮は心筋梗塞脳梗塞などを招く恐れがあります。

(4)副交感神経とは

「休息」「リラックス」「体が緩む」「回復」「修復」「眠り」「平静」などいわゆる【OFFの状態】の時に優位になる神経です。夜になると私たちはOFFの状態になり、身体と心はリラックスした状態になります。

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その他副交感神経は、血圧を下げ、日中の心拍数を落ち着かせます。また筋肉や脳を休め、その分内臓の機能が高まり、胃腸や細胞の「修復」「回復」を促します。副交感神経が優位の時は、心身共に穏やかで動きも緩やかになることでしょう。その反面、春の陽気は心地よく日中の眠気につながったり、交感神経と副交感神経のバランスが難しく身体のだるさがあらわれたりする恐れがあります。

このように私たちの身体は、日中に交感神経が優位になり、夕方~夜にかけ徐々に副交感神経が優位になっていきます。そして、夜が明け太陽が昇り始めた朝方より徐々に交感神経が優位になるリズムを休むことなく繰り返しています。

また寒暖差の激しいこの時期は、外気温が高い時は体外に熱を逃がすための発汗を行い体温を下げ、外気温が低いと熱放射熱を抑制するために血流を減少させたりと自律神経の振り幅が広く自律神経が乱れ、身体を疲れさせ「寒暖差疲労」へ繋がります。

この時期は人事異動や年度末、人の動きも活発になるため、日中の過度な交感神経の高ぶりや残業などでの夜の交感神経の作用や寒暖差なども加わり自律神経の乱れが様々な症状として表れ、「体調不良」や「季節の変わり目に体調を崩す」傾向があります。

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半田葉子

半田葉子

バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_



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