肩が上がりくい時ほぐすべき"肩以外の部位"とは?肩がラクになる3つの関連部位マッサージ

 肩が上がりくい時ほぐすべき"肩以外の部位"とは?肩がラクになる3つの関連部位マッサージ
Saori Iso
磯沙緒里
磯沙緒里
2022-03-12

肩が重かったり、腕が上がりにくかったりと、肩に不調を感じる時、肩を動かしにくいため自分では改善しにくいと感じるかもしれません。そんな時には関連部位をほぐしてあげることで改善しやすくなります。今回は、肩の不調を感じた時にケアすべき部位をご紹介します。

広告

肩が重い、上がりにくいと感じたらほぐすべき部位とは?

肩の重だるさや腕の上がりにくさは日常生活を送る中でも支障が出やすく、気になる不調ですよね。肩を思うように動かせなくても改善するためには、関連する部位をほぐしていきましょう。それでは、どの部位をほぐすと肩の不調の改善に繋がるのでしょう?

筋肉の繋がりを考える

肩が重かったり腕が上がりにくかったりする場合、広背筋が固まっている可能性があります。腕の骨と背骨についている広背筋は、肩を下げる働きをしています。この広背筋が固まることで肩が重く、腕が上がりにくくなってしまうのです。また、広背筋が固まってしまうと、背骨の動きにも支障が出てしまいます。背骨が動きにくいことでも肩関節に負担をかけてしまうため、ほぐす必要があります。

広背筋

広背筋が固まることによるさらなる影響とは?!

広背筋が固まると、太ももの前側が固まったり、股関節の詰まり感が出ることも多いです。それは、広背筋はお尻の筋肉を介して前ももと繋がっているためです。前ももが固まることにより、関連する股関節を曲げる動作にも支障が出ることがあり、これが股関節の詰まり感へと繋がってしまうのです。これらの筋肉の繋がりを意識し、関連する部位をほぐしていきましょう。

前ももや股関節への影響

肩がラクになるストレッチとは?

広背筋がお尻の筋肉を介して前ももと繋がっているならば、この3つのポイントをほぐすことで、肩を直接動かしにくくてもケアすることが可能となります。以下のストレッチを試してみましょう。

広背筋ストレッチ

1. 左足を斜め左方向に伸ばし、右膝を曲げて足先を左足の内もも周辺につけます。

2. 両手を交差させるように、右手先を左足の外側から裏側へとまわし、左手先を左足の内側から裏側へとまわします。

3. 息を吐きながら左足先に向かって前屈し、息を吸いながら顔を軽く上げます。3〜5呼吸繰り返しましょう。反対側も同様に行います。

お尻ストレッチ

1. 両膝を立てて仰向けになり、右足の外くるぶしを左足の前ももに乗せます。左膝を押し出し、脛と上半身を可能な範囲で並行に近づけましょう。

2. 左足のもも裏を両手で掴み、左膝を手前に引き寄せます。痛みがないところまで引き寄せ、5呼吸程度キープします。反対側も同様に行いましょう。

前ももストレッチ

1. 割座になり、両肘を曲げて肘から手の平までを後ろにつきます。

2. 無理がなければゆっくりと上半身を下ろして仰向けになります。前ももの心地いい伸びを感じているようであれば、そのまま5〜10呼吸キープしましょう。

※太ももの張り感が強い場合や、仰向けになった時に腰に手の平が余裕をもって入る場合は、片足ずつ行いましょう。

動画で一緒に動いてみましょう

ストレッチに慣れない方は、以下の動画を見ながら一緒に動いてみましょう。できる範囲だけ行っても大丈夫ですので、無理のない範囲で繰り返しお試しください。

 

広告

AUTHOR

磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

広背筋
前ももや股関節への影響
肩が上がりくい時ほぐすべき"肩以外の部位"とは?肩がラクになる3つの関連部位マッサージ