女優ジェニファー・ローレンスが「ダイエットはしない」と公言する真意
演技派として高く評価されているジェニファー・ローレンス。彼女の体型に関する発言が注目を集めている。
映画『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス。若手演技派として高く評価されているだけでなく好感度も人気も抜群。インタビューやレッドカーペットで垣間見せる飾らないキャラクターで愛されている。
そんな率直さは体型に関する発言にも表れている。過去のインタビューでは「私はハリウッドでは肥満児だと思われてるの」と発言、「エクササイズが好きなんて言う人が嫌い」「そういうことを言う人の顔をぶん殴ってやりたい」と言っていたことも。さらに「ケイト・モスが『どんなにおいしい食べ物も、痩せているという快感にはかなわない』って言ったらしいけれど、痩せているということ以上に快感をくれるものはたくさんある。パンでしょ、ポテトでしょ、チーズステーキサンドにフライドポテト」。
食べることが大好きだから「ダイエットはしない」
この言葉からもわかる通り彼女は食べることが大好き。だからダイエットにも断固反対だそう。「ダイエットはしない。していると惨めな気持ちになるから。小鳥みたいなルックスの女優たちにはうんざりだよ」とインタビューで厳しい言葉が飛び出したことも。「カメラ写りは最高だけれど実際に会うとカカシ。そんな人よりスクリーンではちょっぴりぽっちゃり見えるけれど実際に会うと普通の人っていう方がいい」。食事もお酒もしっかり楽しみ、その分エクササイズをするようにしているそう。「ピザが食べたいときにはピザを食べるけれど、人よりも運動する。こういうふうに見えたい、こういうふうに服を着こなしたいという目標があるから」「私にとってはジムで余分に頑張る方が『これは食べちゃダメ』って言われるよりも楽」。食べることと理想の体型は両立できるとアピールする。
お腹が空いていたら仕事はできない
ちなみに映画『レッドスパロー』でバレリーナ役に挑戦、体重を落とさなくてはいけなかったときも食べることは諦めなかったとか。ただしピザやハンバーガーなどのファストフードを脂肪分の少ないチキンの胸肉に、おやつはギリシャヨーグルト、ダークチョコレート、バナナチップすに変えたそう。ちなみにバナナチップスは砂糖不使用のものがおすすめ。バナナよりも噛みごたえがあるので少量でも満足できる。「エクササイズはするけれどダイエットはしない。お腹が空いていたら仕事はできない。そうでしょ?」とダイエット中でも食べることを疎かにしない理由について説明している。厳しい食事制限が当たり前のハリウッドで「食べることはエネルギーの補給」という常識をキープしているジェニファー。この普通さも彼女の好感度の理由かも。
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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