【空腹感をまぎらわす呼吸法】断食中の心と体を整えるヨガ
空腹時間を長くとる食事法など、空腹がもたらす効果が注目されています。ダイエットだけじゃない断食の効果を、教えていただきました!
断食とヨガとの相乗効果で免疫力アップ
断食講座の講師として、多くの人に断食を指導してきた遠山智子先生。講座では、ヨガのポーズ、そして呼吸法を組み合わせ、断食の効果を高めるそう。
「今抱えている不調は、何をどう食べてきたか、ということに大きく関わっています。それをリセットするのが断食。〝断食とは復食にあり〞と言われますが、断食後、腸内環境を1からつくり直すことで、本来の免疫機能を取り戻し、心身ともに整えます」
ヨガは、自分本来の力を呼び覚ますものなので、断食との相性は抜群。自律神経のバランスを整え、同時に行うといいポーズも教えていただきました。
「ぜひ、組み合わせて行ってくださいね。ただし、長い断食は個人では。必ず専門機関の指導を受けましょう」
断食中の心と体を整えるヨガ
肋骨の下を圧迫し呼吸を深める
圧迫するのは、みぞおちから肋骨の端まで5カ所。硬くなっていると指が入りにくいので、しっかり呼吸をしながら、指先を差し込むのがポイントです。
①安座で座り、背中を伸ばし、まずみぞおちに両指先を当てる
②息を吐いて上半身を倒し、圧迫する。少しずつ位置をずらして同様に。
シートカリーで空腹感をまぎらわす
マスクをしていても、外出先でも、いつでもできる呼吸法です。空腹を紛らわすほか、体を冷まし心を冷静にする効果も。口をイーッと広げ、上下の歯を合わせ、舌を上の歯ぐきの裏側につけます。
「シー」と音を出すようにゆっくりと口から息を吸い、口を閉じて鼻からゆっくり吐く。楽な姿勢でOK。
教えてくれたのは...遠山智子先生
ヨガインストラクター。断食講座のパイオニアであり、独自のヨガメソッドにて高い支持を得る友永ヨーガ学院の養成コースを経て、インストラクターに。友永ヨーガ学院では、断食講座が定期的に開催されている。
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