1日3食生活が糖尿病の原因?専門医が解説する「食べない時間を作ることが重要である」理由とは
医学博士・青木厚さんのベストセラー著書「空腹こそ最強のクスリ」で紹介されている「16時間断食」は、費用ゼロ円で今すぐ簡単に始められる手軽さなのに驚くほど健康効果があると、芸能人やyoutuberなどが大絶賛!そんな空腹パワーのメリットについて、わかりやすく紹介します。
健康の基本は、本当に1日3食?
疲れていると、よく周りの人に「3食しっかり食べないと!」「朝ごはん、ちゃんと食べてる?」と言われたこと、ありますよね。これは、いつのまにか「1日3食が理想的である」と言う考えが根付いているからです。
「でも、この考え方には、確固たる裏付けはありません」と話すのは、『空腹こそ最強のクスリ』著者の青木厚医師。じつは、1日3食を続けていると、高血圧や糖尿病、さらには老化や肥満などを引き起こしてしまうと言います。現代人にとって、1日3食は健康的というより、食べ過ぎで不健康を招く食事の仕方といっても過言ではないのです。
こんな症状が出たら、食べ過ぎている証拠!
とはいえ、全ての人が「1日3食」で食べ過ぎになるわけではありません。例えば、今現在健康になんら不安を抱えておらず、健康診断等で何も問題のない方は、現在の生活習慣を維持していけば良いでしょう。また、二十歳未満の方には、16時間断食はお勧めしません。このような人にとっては、「1日3食がベスト」です。
でもすでに、糖尿病や高血圧、肥満、便秘などの健康被害がある人。そして
・食後に疲れを感じる
・食後にだるくなる
・食後に眠くなる
こんなことが起こるのであれば、食べ過ぎのサインかもしれないのです。
*現在、癌治療中の方や疾患をお持ちの方は、始める前に主治医に相談してください。
食べすぎが続くと体にダメージが蓄積
「本来、食事というのは『健康を維持するために、体に必要な栄養分を必要なだけ取り込むこと』です。食後に上記のような症状が出るのであれば、もしかしたらあなたの内臓が休息を求めているのかもしれません」(青木医師)
「腸は第2の脳」と言われるほど、私たちの体を司っている器官です。でも、食べすぎることで、24時間365日胃腸に休息が与えられないと……全身に様々な不調が! そして怖いのが、食べ過ぎ生活を長期間続けることで、そのダメージはより深刻になっていくということなんです。
食べない時間を作ることで健康は手に入る
「そんな食べ過ぎを防ぐためにおすすめなのが、ものを食べない時間(空腹の状態)を作ること。1日のうち、16時間の半日断食をすることで、病気知らずの体が手に入るのです」(青木医師)
教えてくれたのは……青木厚先生
医学博士。あおき内科 さいたま糖尿病クリニック院長。自身が40歳のときに舌がんを患うも完治。その後、著書にあるよう1日2食、16時間断食を用いた食事療法を実践し、がんの再発を防いでいる。著書「空腹こそ最強のクスリ」(アスコム)がベストセラーに。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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