Lion Pose獅子のポーズ(シムハーサナ)の効果とやり方を解説

シムハーサナ(獅子のポーズ)
効果効能
胸と顔の緊張を軽減・シムハーサナの効果として見落とされがちなのが、広頸筋(喉の前側にある薄くて平らな長方形の筋肉)の活性化だ。広頸筋が緩むと、口角が下がり、首の皮膚にしわができる。・シムハーサナは加齢による広頸筋の緩みを引き締めるのに役立つ。・伝統的な文献によると、シムハーサナは病気を治し、3つの主要なバンダ(ムーラ、ジャランダーラ、ウッディーヤナ)を容易にする。

ポーズのやり方

1

床の上にひざまずき、右足首を左足首にのせて交差する。両足は横向きに。 会陰部を上のかかとの上(右足)に引き寄せて座る。

2

手のひらでしっかりと両膝を押す。手のひらを大きく広げる。

3

鼻から深く息を吸う。同時に口を大きく開き、舌を伸ばして舌先を巻いてあごのほうへ。両目を大きく見開き、喉の前側の筋肉を収縮させる。息を吐いて、喉の奥からゆっくりと「ハー」という音を出す。 いくつかの文献では目線(ドリシュティ)を眉間に置くよう教示されている。これは「ブローマディヤ・ドリシュティ(ブロー = 眉、マディヤ = 中間)」と呼ばれている。他の文献では、鼻先「ナサグライ・ドリシュティ(ナサ = 鼻、アグラ = 先端)と示している。

4

2〜3回吠えてみよう。それから足の組み方を反対にして同じ回数を行う。

同じ部位に効くポーズ

同じ効果効能が得られるポーズ

同じ姿勢でできるポーズ

禁忌および注意すべきこと

膝に故障がある場合:常に膝を曲げた座位のポーズに気をつけること。必要であればイスの上に腰掛けてこのポーズを行ってもよい。

ビギナーへのヒント

手と肩甲骨は互いにつながりあっている。右の手のひらを右膝の上に広げたときに、どのように肩甲骨が背中で広がっているのかを感じてみよう。同様に、膝を押すと肩甲骨がさらに深く背中を押して心臓を持ち上げているか感じてみよう。

関連記事