【日照時間の減少が原因?】心のモヤモヤと猫背を同時に解消する一石二鳥ヨガ
冬の日照時間の減少や寒さで何となく気分がさえなかったり、目線が下がって姿勢が悪くなっていませんか?ヨガで気分をスッキリさせ、同時に姿勢の改善もしていきましょう!
冬の心のモヤモヤと姿勢の崩れはセット?
日光を浴びる時間と気分の関係
幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」。ストレスに対して効果があると言われている脳内ホルモンで、日光を浴びることによって分泌量が増えます。日照時間が少なく、在宅時間が増えがちでもある今の時期は日光を浴びる時間が減ってセロトニンの分泌量も減少。これによって、気分が落ち込んだり、集中力が低下することがあります。
晴れない気分と寒さで…
気分がさえないと目線が下がって姿勢が崩れがち。それに加えて、寒さで体が縮こまることでも猫背や巻き肩になりやすくなります。いずれの場合でも胸が閉じてしまうことで呼吸が浅くなって自律神経が乱れ、気分にも影響するという悪循環が。また姿勢が崩れるということは、肩や腰に余計な負担がかかって筋肉が緊張して、これも自律神経に影響を与える原因になります。
モヤモヤを解消しながら姿勢の改善を
心のモヤモヤを解消して姿勢の改善も期待できるヨガポーズを取り入れてみましょう。
橋のポーズ(セツバンダアーサナ)
前に向きがちな肩、縮こまりがちな胸を開いて気持ちを前向きに。
やり方
1. 両膝を立てて仰向けになる。足を腰幅に開いてかかとを膝の下に、両腕は手のひらを床に向けて胴体の横に置く。
2. あごを引いて後頭部と両肩を床に安定させる。
3. 息を吸いながら足の裏で床を押してゆっくりとお尻を持ち上げ、腕と肩でしっかりと床を押して胸の開きを感じる。
4. このままでいるか、できたら左右の肩甲骨を寄せるようにしてお尻の下で握りこぶしをつくってポーズをキープ。
5. そのままで数回呼吸を繰り返し、背中とお尻をゆっくりと床におろす。
コブラのポーズ(ブジャンガアーサナ)
背骨全体を伸ばして姿勢の改善に欠かせない背筋を鍛えるだけでなく、胸筋の発達にも効果的。
やり方
1. うつ伏せになって両手を肩の下に置き、肘が外側に広がらないように脇を締める。
2. 息を吸いながらゆっくりと頭を上げ、胸も上げていく。この時に手だけでなく背筋を使うことも意識して。
3. 恥骨が床から離れないようにして、太ももの前側、足の甲でも床を押す。肩を耳から遠ざけて数呼吸キープする。
4. 終わったら吐きながらゆっくりと上半身を床におろしていく。必要であればチャイルドポーズで休憩を。
木のポーズ(ヴルクシャアーサナ)
猫背で閉じがちな胸、下に向きがちな目線を正面にむけて姿勢を整えてバランスを安定させ、集中力のアップに。
やり方
1. 山のポーズ(タダアーサナ)から右の足裏に重心を移して、左足のつま先を床につけたままかかとを右のくるぶしあたりに置くか、足の裏をふくらはぎの横、または太ももの内側につける。
2. 両手は胸の前で合掌か、腕を頭上に伸ばす。
3. 手と足の位置が決まったら呼吸にしっかりと集中してポーズをキープ。
※足を高い位置においたり腕を伸ばすことよりも、落ち着いて呼吸ができることを優先させましょう。
晴れない気分では姿勢が崩れるし、崩れた姿勢ではなんとなく気分がスッキリしないもの。ヨガで心と体のバランスを取ることを心がけて不調の改善や予防していきましょう。
ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人にヨガを身近に感じてもらえることを目指して活動中。Instagram:@kayoko_yo
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