夏の体を整える「ゴーヤのスパイス炒め」【アーユルヴェーダ食事法を学ぼう♯7】

Sayaka Oka

夏の体を整える「ゴーヤのスパイス炒め」【アーユルヴェーダ食事法を学ぼう♯7】

岡清華
岡清華
2019-07-18

アーユルヴェーダは、古代インドで5千年以上も前に、人々の健康を守り、病気をなくし、長生きできるように説いたインドの伝承医学で、現代の様々な医学や治療法に影響を与えたと言われています。そんな、アーユルヴェーダの叡智を簡単に取り入れられるレシピを岡清華さんが連載形式で教えてくれます。

アーユルヴェーダとは

ココロとカラダを自分自身で整えるレシピとしてご紹介する「アーユルヴェーダ」は生命の科学と言われています。
まさに人生を快適に、より幸福に生きる為の”生活の知恵袋”のようなもの。アーユルヴェーダで自身の体質、そして今の状態を観察し、自分自身を理解することで心身の整え方が手に取るように分かるようになってきます。最新の情報が溢れ続ける今の時代だからこそ、自分に合ったライフスタイルを知り、選択する力を磨くことで心身の健康や幸福感を感じやすくなります。最古の伝統医学の知恵を現代の生活に取り入れ、エネルギー満ち溢れる毎日を過ごしましょう!

第7回でご紹介するのは、MY BOWLの4つの質の中の1つ「軽い野菜(苦味を含む野菜)」についてです。

今回紹介するのは…ゴーヤのトーレン(スパイス炒め)

ゴーヤのトーレン
ゴーヤのトーレン(スパイス炒め)

前回「穀類」「たんぱく質」の記事でご紹介させていただきましたが、穀類、いわゆる米のように自然な甘さの糖質は、滋養を高め、心身に栄養を与える食べ物オーグメンティングと呼ばれ、心も体も落ち着かせ、幸福感と満足感を感じることができ、活力を高めてくれると言われています。たんぱく質、いわゆる豆、魚、肉は、上記オーグメンティングとは反対の質、エクストラクティブと呼ばれます。

緑色の葉野菜がもつような苦味や渋みを持ったような食べ物がこれに値し、デトックスの効果を持つと言われています。以前『ヨガジャーナル日本版』誌面でも私が紹介させていただいたヘーゼルナッツオイルとケールのレシピ、ケールもエクストラクティブ、苦味を持つ野菜の一つです。このエクストラクティブの野菜については、健康を意識されている女性は積極的に食生活の中に取り入られていることと思います。

生野菜のサラダやグリーンスムージー、葉野菜を絞ったジュースなど…現代の「健康的な食事」は、グリーンの苦味のある野菜をとにかく食べることが常識化しつつありますが、前述したように苦味のあるエクストラクティブの野菜ばかりを摂取していると、体がクレンジングモードとなり、体質や環境、時間、季節によっては、心身の健康に必要なエネルギーまで枯渇してしまうこともあるのです。現代一般的に「ヘルシーな食事」と考えられている代表的な「肉とサラダ」という組み合わせに関しては、たんぱく質、葉野菜どちらもエクストラクティブ(排出、デトックス)の質をもつ為、バランスが良い食事だとはいえないのです。

また、エクストラクティブの食べものばかりを取り過ぎると、甘いものを過剰に欲したり、疲労が大きく現れるでしょう。エクストラクティブの食べものはクレンジング作用があるとお話ししましたが、消化するために体に必要な栄養素や組織を犠牲にすることになると言われています。肉体とマインドが健康的に機能するために必要な必須脂肪を分解して、消化を行おうとする為、結果体が軽くなったように感じます。もちろん適量であれば良い効果も沢山あるのですが、摂取しすぎると排出、デトックスの作用が進みすぎるのです。アーユルヴェーダで言えば、ヴァータドーシャが高まり、集中力の欠落、記憶力の低下、注意力が散漫、肌や髪や心の乾燥、関節、筋肉のカタさ、乾燥性の便秘などの症状の原因となります。質の高いエクストラクティブの食べものの例は、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、豆類などが挙げられます。食べ物を食べる時に気をつけたいのはやはり「バランス」。

オーグメンティング(滋養を高める):エクストラクティブ(排出する)がどちらも大体均等に含まれている食事バランスを心掛けてみましょう。きっと消化も良く、程よくデトックスも進み、栄養も得られ、心身が軽く満足感も得ることができるでしょう。

今回は、今の夏の時期にぴったりのゴーヤを使用したレシピをご紹介します。

材料(4人前)

・ゴーヤ…1カップ
・生姜…1かけ
・クミン …小さじ1/4
・マスタードシード …小さじ1/4
・ターメリック…小さじ1/8
・岩塩 …適量
・ココナッツオイル…小さじ1(またはお好きなオイル)

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