西洋占星術の基本知識「10個の惑星」の読み方を学ぼう【ジョニー楓の星読みガイド♯12】

 西洋占星術の基本知識「10個の惑星」の読み方を学ぼう【ジョニー楓の星読みガイド♯12】
Nanayo Suzuki
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「月」=0歳から7歳までの発達した性格

ジョニー楓:0歳から7歳までの間に発達していった性格がその人の月の部分になります。小さい頃に形成されたということは物心つく前に出来上がってしまった感情ということになります。なので歳を取っても、ずっと月はその人の下地になります。人間を植物と考えた場合根っこに相当するのがこの月というわけです。

月は自ら光を発することなく全てを受信してしまう天体です。ですから、お父さんやお母さん兄弟、あるいは近所からの影響や印象を吸い込んで出来上がっていくということになります。それは大人になっても自動的に繰り返される生活パターンのようなものになりますので、本人は至って無意識です。もしそこで吸収したものが特殊な癖ならば、その後の社会生活に大きく影響してくる場合もあるかもしれません。

自分と他の人の違いは、実際に他者あるいは社会と関わらない限り分かりません。わかって初めて自分の癖を自覚したり、その上でそれがズレているものなら隠したり、修正したり、順応できるように中には変えたりすることもあるかもしれません。ただ、その月の時代についた習性が人間の基礎や基盤として生き続けることは確かです。後天的に変わっていくとしたら、その上に金星や太陽など後に培われた違うものを少しずつ重ねていくみたいな感じになるのかもしれません。

社会生活から解かれ、素に戻る時間が月の領域です。例えば昼は活発だけれど、夜は家に帰って地味に過ごす。みたいなことがあれば、太陽と月を無意識に使い分けて生活しているということになります。なのでホロスコープを読む時に、その人の月がどの場所にあるかで、どこで落ち着き、どこでリセットされるかを読み取れるということになります。また、習慣的にアレをやらないと気が済まないようなところがあるとすれば、それは間違いなく月の時代に形成されたものでしょう。

0歳から7歳までの間、豊かな環境で育ったとしたら、その人の素はいつまでも穏やかなものになりますし、厳しい環境で育てば華やかな時代でも堅実に過ごすようになるかもしれません。あるいは幼い頃に受けた父と母の夫婦生活の印象が素敵なものなら、迷うことなくそれを模範していくと思います。逆に複雑なものなら、結婚にいつまでたっても前向きになれないみたいこともあるかもしれません。

例えば、月が天秤座なら0歳から7歳までの環境の中で自然と客観的に人の顔色を読むの能力が備わった。
例えば、月が山羊座なら0歳から7歳までしつけの厳しい所で育ち、我慢強さを身につけた。

と読み解くことができます。

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