「最近、トイレが近い」「むくみやすい」40代・50代が秋冬に見直したい“冷え”と身体のケア

「最近、トイレが近い」「むくみやすい」40代・50代が秋冬に見直したい“冷え”と身体のケア
AdobeStock
仁平美香
仁平美香
2026-11-05

日を追うごとに秋が深まってきて、空気がひんやりしてきましたね。 寒い時期は身体が冷えやすく、頻尿やむくみなどが気になる方もいるのではないでしょうか。今日は秋冬の身体のケアとエイジングケアをテーマにお話ししていきます。冷えによる尿トラブルや、むくみ、くすみなどが気になる季節。身体をいたわりながら、健やかに年齢を重ねていきましょう。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

朝晩ひんやりするようになりました。寒い季節は、身体の冷えによって尿が近くなるなど、排尿に関する変化を感じることがあります。

西洋医学的に見ると、腎臓は血液をろ過し、血液中の老廃物を尿として排泄する役割があります。体内の水分や電解質のバランスを調節する重要な臓器です。膀胱は、腎臓で作られた尿をため、排出する働きをしています。細菌感染などによって腎盂腎炎や膀胱炎が起こることもあり、腎臓の病気の中には、進行すると腎機能が低下するものもあります。血尿や排尿時の痛み、尿が出にくいなどの症状がある場合は、早めに医療機関で診てもらうことをおすすめします。

東洋医学的に見ると、「腎」は西洋医学でいう腎臓とは異なる概念で、水分代謝だけでなく、成長や発育、生殖などにも関わると考えられています。

老化にも関わりが深いとされていて、東洋医学では「腎」の働きが衰えると、白髪が増えたり、足腰が弱ったり、生殖機能の衰えが起こりやすくなると考えられています。

顔色にも関わるとされ、普段より顔色が暗く、くすんで見えるときも、東洋医学では「腎」の状態と関連づけて考えることがあります。また、高齢者に多い頻尿や尿漏れなども、「腎」の働きの衰えと関連すると考えられています。ただし、こうした症状にはさまざまな原因があるため、気になる症状が続く場合は医療機関で相談しましょう。

東洋医学では、「腎」は身体の水分代謝とも関わりが深く、冷えに弱いと考えられています。まずは身体を冷やさないようにすることが大切です。このあと、寒い時期におすすめの、簡単にできるセルフケアを紹介していきます。

腎・膀胱がお疲れのときの尿トラブルの温めケア

尿漏れなどには骨盤底筋エクササイズが役立つ場合もありますが、今回は身体を温めるセルフケアを紹介していきます。

〇冷えを伴う頻尿などが気になるときのセルフケア

へそから指6本分ほど下のあたりを、カイロや市販のお灸などで温めてみましょう。

〇加齢による冷えや腰まわりの不調が気になるときのセルフケア

腰椎1~5番の両側と仙骨のあたりを優しくこすって温めたり、カイロや市販のお灸などで温めたりしましょう。

紹介した両方の位置を同時に温められるので、腹巻きもおすすめです!

※カイロは肌に直接貼らず、低温やけどに注意しましょう。お灸は製品の使用方法を守り、熱さや痛みを感じた場合は使用を中止してください。なお、これらは冷えに対するセルフケアであり、頻尿や尿漏れなどの原因を治療するものではありません。尿が出ない、出にくい状態が続く場合や、痛み・発熱・血尿などを伴う場合は、医療機関を受診してください。

むくみ対策にも腎ケアを取り入れよう

塩分を摂りすぎたり、睡眠不足や立ち仕事が続いたりすると、健康な人でも顔や手足がむくんで、一時的に体重が増えることがあります。

これは血管の内と外の体液のバランスが崩れ、身体の組織に余分な水分がたまるためです。

むくみの原因には、ほかにも長時間同じ姿勢でいることや、ホルモンバランスの変化、病気など、さまざまなものがあります。腎臓の機能が低下している場合にも、むくみが起こることがあります。

東洋医学では「腎」は水分代謝にも関わりが深く、その働きが衰えると、むくみなどが起こりやすくなると考えられています。

むくみの予防には、塩分を摂りすぎないことや、身体を冷やさず温めること、足を適度に動かして血流を促すこと、バランスのよい食事を心がけることなど、さまざまなアプローチがあります。ただし、水分は身体に必要なため、むやみに制限しないようにしましょう。今回は、血流を促し、身体を心地よく整えるためのセルフケアを紹介していきます。

むくみが気になるときのセルフケア

  1. 鎖骨の上を軽くなで、鎖骨まわりの皮膚を指で軽くつまんで腕を垂らし、小さな円を描くように揺らします。反対側も同様に行います。
  2. 顔や腕など上半身のむくみが気になるときは、合谷(手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分のやや人差し指寄り)を心地よい強さで押し、わきの下を軽くもみます(強い圧をかけないこと)。
  3. 下半身のむくみが気になる場合は、足三里(膝のお皿の外側のくぼみから指4本分下)を優しくほぐしてから、足首からふくらはぎにかけて、下から上へ向かってなで上げます。

※セルフケアは痛みのない範囲で行いましょう。急にむくみが現れた場合や、片脚だけが腫れている場合、痛みや赤みを伴う場合などは、マッサージをせず医療機関に相談してください。

むくみが気になるときの腎ケアポーズ

  1. ヨガマットの上で足を腰幅に開いて立ち、つま先をやや外側に向け、逆ハの字にします。
  2. 足の付け根から上体を倒すイメージで前屈し、両足の内側から、足裏の湧泉(足の指を曲げたときに足裏の前方にできるくぼみ)に手指を滑り込ませます。
  3. 少し顔を上げ、背筋を伸ばすイメージで5呼吸キープします。

※指が足裏に届かない方や、痛みを感じる方などは無理をせず、手を自然に垂らしておいてOKです。その場合はポーズが終わったあと、座って湧泉を指で優しく押しましょう。前屈時にふらつく場合は無理をせず、安定した姿勢で行ってください。

これから冬に向けて、身体が冷えやすくなる時期です。東洋医学の考え方も取り入れながら、身体を温め、無理のないセルフケアで健やかに過ごしましょう。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

RELATED関連記事