尿もれが「好きなこと」を諦める理由に?調査で分かった、40〜50代女性の「見えない不調」とリアルな悩み
肌や髪の変化には敏感でも、体力の低下や尿もれなど、目に見えない体の変化は後回しにしていないだろうか。ユニ・チャームとSIXPADが40〜50代女性2,060人を対象に実施した調査では、62%が「自分のケアを後回しにしている」と回答。年齢とともに変化する心身とどう向き合い、自分らしく人生を楽しんでいくか。調査結果から考える。
40〜50代女性の6割以上が「自分のケアは後回し」
仕事や家事、子育て、介護など、日々さまざまな役割を担う40〜50代の女性たち。忙しさのなかで、自分自身の心や体のケアを後回しにしてしまうことも少なくないのではないだろうか。
ユニ・チャーム株式会社と、トータルウェルネスブランド「SIXPAD(シックスパッド)」は、10月18日の「世界メノポーズデー」にあわせ、40〜50代女性2,060人を対象とした「エイジングケアに関する実態調査」を実施した。

調査では、「家族や仕事を優先するあまり、自分のケアが後回しになっていると感じるか」という質問に対し、23%が「そう思う」、39%が「どちらかといえばそう思う」と回答。合計62%の女性が、自分自身のケアを後回しにしていることが明らかになった。
特に子どものいる女性では、その割合が7割以上にのぼった。
肌や髪には月5,416円。体の内側のケアには3,818円
今回の調査で注目したいのが、「見えるエイジングケア」と「見えないエイジングケア」の違いだ。
肌や髪など、外見に現れる変化へのケアに対し、体力の低下や更年期症状、尿もれなど、外からはわかりにくい変化へのケアは後回しになりがちだという。
実際に、それぞれのケアにかける月額費用を比較すると、「見えるケア」は平均5,416円、「見えないケア」は平均3,818円。約1,600円の差が見られた。
なぜ、目に見えない部分のケアは後回しになってしまうのだろうか。
その理由として多かったのは、「習慣化が難しく続かないから」(26%)、「ケアの仕方がわからないから」(24%)、「効果がわかりにくく、手ごたえがないから」(21%)という回答だった。
肌や髪の変化は鏡で確認できる一方、体の内側の変化は気づきにくく、何をすればよいのか判断しづらい。こうしたことも、ケアを始めるハードルになっているのかもしれない。

2人に1人が、趣味や好きなことを「思いきり楽しめていない」
さらに調査では、40〜50代女性の54%が「趣味ややりたいことを思いきり楽しめていない」と回答した。
その理由として挙がったのは、「体力が足りないから」(30%)、「やる気や意欲が湧かないから」(29%)、「体調が変わりやすいから」(19%)など。
また、思いきり楽しめていない活動としては、海外旅行(59%)、国内旅行(52%)、推し活(46%)、友人との集まり(46%)などが挙げられた。
自由回答には、尿もれや頻尿への不安から旅行中もトイレのことが気になってしまう、旅先で体調が悪くなることを考えると気軽に出かけられない、といった声も寄せられている。
実際に不調が起きていることだけでなく、「もし途中で具合が悪くなったら」「トイレに行きたくなったら」という不安そのものが、行動を制限していることがうかがえる。
一方、「見えるケア」「見えないケア」の両方を十分に実践できていると答えた女性では、66%が趣味ややりたいことを思いきり楽しめていると回答。女性全体の46%を20ポイント上回った。
因果関係を示すものではないものの、心身のケアと日々の充実感との関連がうかがえる結果となった。

尿もれ経験者の約8割が専用品を使用していないという事実
今回の調査では、40代以降の女性にとって身近な悩みのひとつである「尿もれ」についても、そのケアの実態が明らかになった。

尿もれ経験者のうち、尿もれ専用の吸水ケア用品を使用した人は約2割にとどまり、36%は何も対処せず、37%はおりものシートで代用していた。
また、尿もれ予防につながる骨盤底筋トレーニングについて、予防に役立つことを知っている人は27%、実際に鍛えている人は13%だった。
三井記念病院産婦人科の中田真木医師は、40代以降のエストロゲンの低下が、肌の乾燥だけでなく、腟の乾燥感やかゆみ、尿道の刺激症状などにも関係すると説明する。
こうした変化は、単なる気のせいや心がけの問題ではなく、身体的な変化によるものだという。
また、尿もれにおりものシートを代用すると、吸収構造の違いから皮膚トラブルにつながる可能性があることにも注意を促している。
尿もれやデリケートゾーンの不調を「年齢のせい」と我慢せず、適切なケアを知ることが大切だ。症状が続く場合には、婦人科や泌尿器科などの医療機関に相談することも選択肢となる。
年齢に抗うのではなく、自分らしく年齢を重ねる「ウェルエイジング」
今回の調査を受け、ユニ・チャームの女性用吸水ケアブランド「チャームナップ」とSIXPADは、「ウェルエイジングアクション~ずっとわたしのまま、おもいっきり~」を共同で提案する。
これは、年齢に抗う「アンチエイジング」ではなく、心身の変化を受け止めながら、前向きに年齢を重ねていく「ウェルエイジング」という考え方に基づく取り組みだ。
両ブランドは、尿もれ専用の吸水ケア用品やEMSトレーニング機器など、それぞれの強みを生かし、日常生活に取り入れやすいケア習慣を提案していくという。
年齢を重ねれば、体が変わるのは自然なこと。けれど、その変化によって、好きなことや楽しみを諦めなければならないわけではない。
外見を整えることと同じように、自分にしかわからない体の変化にも目を向けること。それもまた、これからの人生を自分らしく楽しむための、大切なセルフケアなのかもしれない。
調査概要
調査名:エイジングケアに関する実態調査
調査主体:ユニ・チャーム株式会社、SIXPAD
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年9月18日〜9月23日
調査対象:40〜59歳の女性
回答者数:2,060人
※本記事はユニ・チャーム株式会社の発表資料をもとに構成しています。
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