朝のコーヒーにプラスするだけ!血糖値の急上昇対策におすすめの食材3選|管理栄養士が解説

朝のコーヒーにプラスするだけ!血糖値の急上昇対策におすすめの食材3選|管理栄養士が解説
photo by AC

血糖値の急上昇を繰り返すと、血管や血糖値を調節する仕組みに負担がかかると考えられています。食後高血糖が続くことは、糖尿病や動脈硬化などのリスクとも関連するため、日頃から血糖値の急激な上昇を抑える食事を意識することが大切です。 また、血糖値が高い状態が続くと、体内で糖化反応が進み、AGEs(最終糖化産物)が増えることがあります。AGEsは肌の弾力低下など、肌の老化との関連も報告されているため、健康面だけでなく美容面からも血糖値を意識したいところです。 今回は、朝のコーヒーにプラスすることで、血糖値の急上昇対策におすすめの食材3選を管理栄養士が紹介します。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

血糖値の急上昇。体の中でなにが起きる

食事をすると、炭水化物は消化されてブドウ糖などに分解され、血液中に取り込まれることで血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、インスリンが働き筋肉や脂肪組織に作用して糖の取り込みを促進させます。その結果、血液中のブドウ糖が細胞に取り込まれ、血糖値が元の状態に戻っていきます。

しかし、食事のバランスや体質によっては、食後に血糖値が急上昇し、その後も高い状態が続くことがあります。

食事面では、パンやご飯などの主食に偏り、炭水化物の摂取量が多くなると、食後の血糖値が上がりやすくなります。また、内臓脂肪が多い場合や筋肉量が少ない場合も、血糖値を調節するインスリンが効きにくくなり、血糖値が上がりやすくなることがあります。

血糖値の急上昇を繰り返すと、血管や体の血糖値を調節する仕組みに負担がかかります。こうした状態が長く続くと、インスリンが効きにくくなったり、膵臓に負担がかかったりすることで、糖尿病や動脈硬化などのリスクにつながる可能性があります。

コーヒーにプラス。血糖値の急上昇対策におすすめの食材3選

次に、血糖値の急上昇対策におすすめとされる食材3選を紹介します。効果の大きさや取り入れやすさなどにそれぞれ違いがありました。

シナモン

photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara

シナモンには、血糖値のコントロールに役立つ可能性が報告されています。2型糖尿病の人を対象とした研究をまとめたメタ解析では、シナモンの摂取によって空腹時血糖値やHbA1cなどが低下したと報告されています。ただし、研究によって摂取量や期間などの条件が異なるため、コーヒーに少量加えるだけで同じ効果が得られるとは限りません。コーヒーに振りかけるなど、無理なく取り入れられる方法から試してみるのがおすすめです。

また、長期的・大量の摂取は胃腸障害やアレルギー反応などの副作用を引き起こす原因にもなります。かけすぎには注意しましょう。

実際にコーヒーにシナモンをふりかけてみた感想は、シナモンの甘くスパイシーな香りがコーヒーと調和して、飲みやすい印象でした。ふりかけるだけなので準備も簡単です。

酢

photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara

食酢には、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする働きが報告されています。
健常な女性を対象とした研究では、米飯に食酢を組み合わせることで、米飯だけを食べた場合と比べ、食後の血糖値が低くなりました。食酢の量については、10mLでも血糖上昇抑制効果が認められ、20mLのほうがより強い効果がみられました。

この研究では食酢をコーヒーに加えているわけではありませんが、コーヒーに酢を加える飲み方もあるため実際に試してみました。コーヒー1杯に対して酢を小さじ2杯(10mL)程度であれば、さほど気になりませんでしたが、20mLまで増やすと、味への影響もあり酸味が強く飲みづらい印象でした。コーヒーに加える場合は、まずは味が気にならない程度の少量から試してみるのがおすすめです。

豆乳

photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara

炭水化物を含む食事に乳製品または植物性たんぱく質を加えると、パンだけを食べた場合と比べて、食後の血糖値の上昇がゆるやかになるという研究結果があります。

朝は炭水化物単体の食事になりがちですが、豆乳をコーヒーにプラスすることで、植物性のたんぱく質が補えます。コーヒーとの相性もよく、無理なく取り入れられるのが魅力です。

コーヒーを少し濃いめに作るのがおいしくなるポイントです。

朝食との組み合わせ、体づくりも大切

photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara

血糖値の急上昇対策におすすめの食材3選を紹介しましたが、どれも補助的な役割であり、朝食の内容に合わせて取り入れることや、日頃の体づくりも大切です。

例えば、朝食がパンだけでたんぱく質が不足している場合は、コーヒーに豆乳を加えることで、たんぱく質を補うことができます。一方、すでに十分なたんぱく質を摂っている場合は、無理に豆乳を加える必要はありません。食事内容に合わせて、シナモンや酢などを取り入れるとよいでしょう。

また、昨今はやせ型の女性に糖尿病発症のリスクがあることがわかってきました。筋肉量が少ない傾向にあるやせ型の女性は、とり込める量の糖が少なくなることが影響しているようです。食事と合わせて筋肉の量を増やすことも大切なポイントです。なるべく階段を使うようにしたり、軽い筋トレを取り入れる習慣をつけるとよいでしょう。

コーヒーに食材をプラスすることで血糖値を意識するきっかけに

コーヒーに食材をプラスするだけでは、補助的な役割になりますが、食材を足すことで血糖値の急上昇を抑えるための食事や体づくりを意識するきっかけづくりになるのではないでしょうか。

血糖値の急上昇は美容面や健康面においてもさまざまな影響があります。食事バランスの見直しや体づくりとあわせて、朝にコーヒーを飲む習慣がある人は、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

参考文献

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara
photo by Nanako Nohara