鉄不足を防ぐ!朝、卵焼きと組み合わせると良い食材とは?|管理栄養士が解説

鉄不足を防ぐ!朝、卵焼きと組み合わせると良い食材とは?|管理栄養士が解説

鉄と聞くと「ほうれん草やレバーに多く含まれている栄養素のことだよね」と思い浮かべるものの、実際にどのような働きをするのかを答えられる人は少ないのではないでしょうか。鉄は人体になくてはならない必須ミネラルの一種です。そんな鉄が不足してしまうと貧血になるリスクが高くなり頭痛や眩暈、さらには慢性的な疲労感を抱えることになります。 そんな貧血を予防するためにはどんな食材がいいのか、朝食の定番である卵焼きの材料として鉄が豊富な食材をご紹介していきます。

広告

実は2種類ある鉄の種類

食品に含まれている鉄は大きく分けて2種類あることをご存じでしょうか。
おもに赤身肉や魚介類など動物性たんぱく質に含まれているヘム鉄と、野菜や海藻などの植物性食材に多く含まれている非ヘム鉄ですが、吸収率には大きな差があります。
ヘム鉄の体内吸収率が10~20%と言われる一方、非ヘム鉄は2~5%とかなり低いです。
しかしながら、どちらも大切な役割がありバランスよく積極的に摂取する必要があります。

ヘム鉄おすすめ食材「さば缶」

ヘム鉄を多く含む、卵焼きに入れるおすすめの食材は「さば缶」です。
さば缶の鉄含有量は100g当たり1.6mgと、同じ缶詰であるツナ缶(0.6mg/100g)に比較して2.6倍も多く含まれています。
また、さば缶には必須脂肪酸であるDHAが多く含まれている点も魅力的です。
DHAには脳細胞を活性化させることが知られており、朝食に食べることで1日中集中力や学習能力の向上が期待できます。

AdobeStock

非ヘム鉄おすすめ食材「小松菜」

鉄といって真っ先に思い浮かべる食材の一つにほうれん草があると思います。しかし、ほうれん草よりも鉄を豊富に含んでいる食材として「小松菜」があります。
「非ヘム鉄の吸収率が悪いことに不安がある」という方も安心してください。
卵焼きに含まれる卵のタンパク質は非ヘム鉄の吸収率を上げる働きがあり、効率よく鉄を吸収することが可能です。

AdobeStock

組み合わせには要注意!鉄の吸収を妨げる食品

せっかく鉄の多い食事を用意していても、鉄の吸収を妨げる食品と一緒に摂ってしまったらもったいないですよね。そのため効率よく鉄を吸収するために3つのポイントをご紹介します。

①タンニンを含む飲み物
コーヒーや緑茶、紅茶に多く含まれるタンニンは鉄の吸収率を下げる性質を持ちます。特に非ヘム鉄へ影響を与えやすい特徴があります。そのため、食事中の飲み物は水や麦茶といったタンニンの少ない飲み物がおすすめです。

②リン酸塩を多く含む食品
ハムやソーセージ、インスタント食品といった加工食品に多く含まれる食品添加物の一種であるリン酸塩には鉄の吸収を妨げる性質を持ちます。また加工食品には塩分や脂質を多く含む物が多い為、控えることをお勧めします。

③カルシウムの過剰摂取
丈夫な骨を形成するために重要なカルシウムも過剰に摂ることで鉄の吸収を阻害する原因にもつながります。カルシウム自体はとても重要な栄養素の一つです。そのためサプリメントなどを服用している人は時間をずらして摂取することをお勧めします。

まとめ

鉄は貧血を予防する重要な栄養素であり、人体になくてはならない必須ミネラルの一つです。食品の組み合わせによって吸収率が変わる特徴もあるため、今回紹介した食材を活用し、鉄不足解消につながると幸いです。

参考文献

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

AdobeStock
AdobeStock