「夜バナナ」はNGじゃない?睡眠の質を高める食べ方【管理栄養士解説】
「夜に果物を食べると太りそう…」 そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。一方で、最近よく耳にするのが「夜バナナ」という習慣。 実はバナナには、睡眠と関わりの深い栄養成分が含まれており、食べ方やタイミングを工夫すれば、眠りの質をサポートしてくれる可能性があるといわれています。 この記事では、夜にバナナを食べてもよい理由や、睡眠を妨げにくい食べ方のポイントをご紹介します。
夜にバナナは本当にOK?
一般的に、夜遅い時間の食事は控えめにしたほうが、睡眠にはよい影響が期待できるとされています。満腹のまま布団に入ると、体がなかなか休息モードに切り替わらず、眠りが浅くなってしまうことがあるためです。かといって、空腹感が強すぎると寝つきが悪くなることも。
そんなときは、消化がよく胃腸への負担が少ないものを選んで食べることで、空腹を満たしながら、眠りを妨げにくくすることができます。
バナナは比較的消化がよく、少量であれば胃腸の負担になりにくい果物。そのため、就寝直前に大量に食べるのでなければ、夜に取り入れても問題になりにくい食品といえるでしょう。
睡眠と関係の深いバナナの栄養成分
バナナが「夜向き」と言われる理由は、消化のよさだけではありません。実はバナナには、睡眠によい影響をもたらしてくれる栄養成分が含まれています。
代表的なものが「トリプトファン」です。トリプトファンはアミノ酸のひとつで、体内に取り込まれると、まず気分の安定に関わる「セロトニン」の材料になります。さらにこのセロトニンは、睡眠に関わるホルモン「メラトニン」へと変換されます。つまり、トリプトファンは睡眠をサポートする栄養成分といえるのです。
また、バナナにはトリプトファンの代謝を助ける「ビタミンB6」も含まれていることから、眠りの質向上が期待できる果物といえます。
夜バナナの取り入れ方
食べるタイミング
夜にバナナを食べる場合は、就寝の1〜2時間前をひとつの目安にするとよいでしょう。比較的消化がよい食品とはいえ、眠りにつくまでにある程度消化が進んでいたほうが、体への負担を抑えやすくなります。小腹がすいて寝つきにくいときや、夕食から就寝までに時間が空いている場合に、軽い補食として取り入れるのがおすすめです。
健康的な食べ方
夜バナナは、以下の点を意識するとより健康維持に役立てられるでしょう。
■ 1/2本〜1本程度を目安に食べる
■ よく噛んでゆっくり食べる
また、無糖ヨーグルトやきなこを合わせるとたんぱく質もプラスできるうえ、腸活にも◎。食べる量に気をつければ、ダイエット中の体調管理にもピッタリです。
夜バナナが向かないケースも
バナナは糖質を含む食品のため、血糖値の変動に敏感な方や、寝る前に食べると胃もたれしやすい方には合わない場合もあります。また、カリウムの摂取制限がある方や、摂取エネルギー(カロリー)を厳密に管理している方は注意が必要です。
「食べると眠りやすい」「逆に目が冴える」など、感じ方には個人差があります。無理なく実践してみてください。
まとめ
睡眠は、心身のコンディションを整えるうえで欠かせない大切な時間です。寝る前の過ごし方に加えて、食習慣を見直すことも、質のよい眠りにつながります。夜バナナは、取り入れ方次第で睡眠の質をサポートする可能性のある習慣のひとつ。無理のない範囲で、日々の夜時間に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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