実は身近にある!糖の吸収を抑える飲み物って?【管理栄養士が解説】
美味しいご馳走やスイーツを食べることが多いこの季節。楽しいイベント続きで嬉しい反面、体重や血糖値が気になるという方も多いのではないでしょうか?最近では「糖の吸収をおだやかにする」「食事の糖が気になる方へ」と書かれた飲み物やサプリメントも多く販売されているため利用している方もいらっしゃるかもしれません。ですが実は、身近な飲み物でも糖の吸収は抑えることができるのです。今回は糖の吸収を抑えるのはなぜ良いのか?そして糖の吸収を抑える飲み物について解説していきます。
なぜ糖の吸収を抑える必要があるのか?
ご飯やパン、果物、お菓子、ジュースなどは糖質を多く含み体内への吸収が早いため、急激に血糖値が上がりやすいです。急激に血糖値が上昇することで、細胞や筋肉に収まりきらなかった余剰分の糖は脂肪となり体内に蓄積してしまいます。また、急激に血糖値が上昇すると血糖値を下げようとするホルモンが大量に分泌されるため体にも負担がかかってしまうだけでなく、食後の眠気やシワやたるみなど老化の原因にもなります。つまり、糖の吸収を抑えて血糖値の上がりを緩やかにすることができれば、ダイエットや健康・美容への効果が期待できるのです。
糖の吸収を抑える飲み物3選
糖の吸収を抑える飲み物は市販の物以外にも実は身近に存在しています。誰もが飲んだことのある3つの飲み物をご紹介します。
コーヒー
コーヒーを1日に3〜4杯飲んでいる人は、ほとんど飲まない人に比べて糖尿病の発症リスクが約25%少ないという報告があります。コーヒーに含まれる「カフェイン」によって脂肪の分解や燃焼を促進する効果や、継続的な摂取により食後の高血糖を抑制する効果が期待されています。ただし、勧められるのはブラックコーヒーなので砂糖やクリームは控えるようにしましょう。また、飲みすぎはカフェインの過剰摂取につながるため、1日3杯程度にしましょう。
お茶
お茶に含まれる「カテキン」が糖の吸収を抑制することで体脂肪の蓄積を抑制すると言われています。また、緑茶を1日6杯以上飲んでいる人は1杯以下の人に比べて5年間での糖尿病の発症数が抑制されたとの報告があり、お茶を習慣的に飲むことで高血糖を抑える効果が期待できます。ただし、お茶もコーヒー同様にカフェインを含んでいるため飲みすぎには注意が必要です。
牛乳
牛乳に含まれる「ホエイ」というたんぱく質には血糖上昇抑制作用があるとされ、牛乳を食事の15分前に飲用すると食後の血糖値を抑制する効果があるという報告があります。しかし、牛乳はコップ1杯(約200g)で122kcalありカロリーはやや高いため、飲みすぎには気をつけましょう。
まとめ
糖の吸収を穏やかにすることで健康と美容に良い効果をもたらしてくれます。牛乳を飲んでから飲食をしたり、ジュースをコーヒーやお茶などの飲み物に置き換えたり…少しの意識と工夫で体は応えてくれます。飲み会やイベントなどが多いこの季節ですが、体のことも思いやりながら楽しく過ごしましょう。
【参考文献】
・嗜好飲料の糖尿病発症予防効果ーコーヒーや緑茶摂取に関する疫学研究からの考察ー
・厚生労働省
・茶カテキンの特性とその有効利用
・米飯の食後血糖に及ぼす牛乳・納豆の摂取時刻
・乳類/<牛乳及び乳製品>/(液状乳類)/普通牛乳 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く








