大人の体は縮んでいる…だからこそ【ある部分を伸ばすだけでみるみる痩せる】簡単エクササイズ
年齢を重ねるほど、私たちのカラダは気づかないうちに前かがみになり、お腹まわりが縮みがち。この縮みこそが、実は太りやすさの原因です。そこで注目したいのが、お腹をしっかり伸ばして「前面のスペース」を取り戻すこと。今回ご紹介するエクササイズで、無理なく痩せスイッチをオンにしましょう!
なぜ大人になると体が縮んでしまうのか?
加齢や姿勢のクセ、長時間の座り姿勢などにより、私たちのカラダは前側がゆっくりと固まっていく傾向があります。
座っている時間が長い生活では、股関節まわりやお腹が折れた状態が続き、前側の筋は伸びる機会を失います。さらに、スマホやパソコンを見る姿勢は、胸が閉じ、お腹が押しつぶされるような状態です。これらの体勢を続けることが、前側を固め、カラダ全体を前へ引っ張る力となるのです。
加えて、大人になると深い呼吸をする時間が減りがちです。浅い呼吸が続くと、肋骨やお腹まわりの動きが小さくなり、前面の柔軟性はさらに低下します。結果として、お腹が縮んだまま固定され、姿勢が崩れやすくなると言われています。
この前側の縮みは、見た目や姿勢だけでなく、内臓のはたらきや代謝にも影響します。前側に十分なスペースがないと呼吸が入りづらく、巡りが滞りやすくなるため、痩せにくくなってしまうのです。
お腹を伸ばしてスイッチオン!お腹を伸ばす痩せスイッチエクササイズ
縮んだからだをゆるめ、前側に伸びを取り戻すことが、軽やかで代謝の良い状態を育てる第一歩となります。そこでここからは、お腹を伸ばして痩せスイッチが入るエクササイズをご紹介します。
どのポーズが心地良いかであなたの縮み具合=痩せやすさがわかります。ぜひやってみたください。
STEP1:三日月のポーズ
胸を開いて、呼吸が一気に深くなるポーズです。
<やり方>
1)片足を大きく前に出し、前ひざは直角に。
2)後ろ足はつま先を立て、脚全体で床を押す。
3)骨盤は正面に向け、軽く締める。
4)吸いながら腕を上へ、肋骨が前に開きすぎないように軽く引き下げる。
5)低い方の骨盤を持ち上げるようにし、腰が反りすぎない範囲で胸を引き上げる。
6)目線は斜め上、呼吸を深く。
STEP2:弓のポーズ
全身でアーチを作り、背中の大きな筋肉に刺激を与える、後屈ポーズです。
<やり方>
1)うつ伏せで、ひざを曲げて足首を外側からつかむ。
2)息を吸って胸を前へ、同時に足を後ろへ蹴り出す。
3)腕で引っ張るより「足の力で胸を引き上げる」イメージ。
4)肩は耳から離し、首の後ろは長く保つ。
5)ひざは腰幅程度でOK。無理に閉じない。
6)下腹は軽く引き入れて腰を守る。
7)呼吸は止めずに胸の前側を広げ続ける。
STEP3:ブリッジ
全身でしなやかさと強さをつくる、ダイナミックな後屈です。
<やり方>
1)仰向けで、ひざを立ててかかとをお尻に近づける。
2)手は耳の横、指先は足の方へ向けてセット。
3)吸いながらまず「頭を軽く浮かせ、胸を持ち上げる準備」。
4)次に手と足で同時に床を押し、お尻→背中の順で持ち上げる。
5)腰だけで反らず、胸骨を天井へ押し出すイメージ。
6)ひざが外に開きやすいので、内ももは寄せる意識。
7)余裕が出てきたら腕を伸ばし、肩甲骨を背中側へ寄せる。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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