【乾燥対策レシピ】すりおろしれんこん×トマトで作る「冬の潤いミートボール風」
寒さが深まると、体は無意識にぎゅっと力が入り、呼吸も浅くなりがち。 そんな季節こそ、負担をかけずに内側から整えてくれる“やさしい一皿”が、心身のバランスを保つ助けになります。 今回ご紹介する「れんこんボールのトマト煮」は、れんこんのやわらかな甘みとトマトの酸味がふわりと調和する、冬にうれしい養生レシピです。
れんこんが冬にうれしい理由
れんこんは東洋医学で「肺を潤し、呼吸を助ける」とされ、乾燥しやすい時期の“内側のうるおい”を支えてくれる頼もしい食材です。
水溶性食物繊維(ペクチンなど)
れんこんの粘りには、ペクチンなどの水溶性食物繊維が含まれています。このとろみがのどをやさしく包み、胃腸の通りも穏やかにしてくれます。
むくみをサポートするカリウム
カリウムは体内の水分バランスを整えるミネラル。冷えや運動不足で巡りが滞りやすい冬の“重だるさ対策”にも役立ちます。
巡りに関わるポリフェノール
れんこんに含まれるポリフェノールには、酸化によるダメージを抑える抗酸化作用があります。これにより、血流の乱れや冷えにつながる“こわばり”をゆるめるサポートになるといわれています。冷える季節の疲れ対策にも取り入れたい成分です。
れんこんボールのトマト煮(調理時間:15分)
【材料(2人分)】
・れんこん‥‥‥‥‥200g(すりおろし)※うち20gほどは粗みじん切り
・しいたけ‥‥‥‥‥1枚(みじん切り)
・玉ねぎ‥‥‥‥‥‥しいたけと同量(みじん切り)
・にんじん‥‥‥‥‥少々(みじん切り)
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ1/8〜1/4
・片栗粉‥‥‥‥‥‥少々
・トマトソース‥‥‥1カップ
・パセリ‥‥‥‥‥‥適量
【作り方】
1. 下準備
れんこんをすりおろして軽く水気を切り、うち20gほどを粗みじん切りにする。しいたけ・玉ねぎ・にんじんはそれぞれみじん切りにする。
2. ボール状に丸める
ボウルに1の具材と塩を加えてよく混ぜ、30gほどの大きさに丸める。水分が多い場合は軽く絞って調整し、片栗粉を薄くまぶす。
3. 揚げる
鍋またはフライパンに油を熱し、れんこんボールを色よく揚げる。
3. トマトソースで煮る
鍋にトマトソースを入れて温め、揚げたれんこんボールを加える。弱火で軽く煮からめるように火を通す。
4. 仕上げ
器に盛り、刻んだパセリを散らす。
栄養ワンポイント
すりおろしたれんこんから出る水分にも、ペクチンなどが含まれています。トマトソースに加えたり、みそ汁・スープに入れると栄養を無駄なく使えますよ。
のどや胃にもやさしいれんこんボール。冬の養生レシピとして、ぜひお試しください。
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